日常雑記。

昨日、今月の「栄養と料理」を立ち読みしようとご近所の大きな書店に行ったのだけれど、売り切れ。
やはり皆、考えることは同じか、、、
特集が、「3/11からの食べ方」で、食品の放射能汚染とどうつき合うかが書かれていると広告では読んだような、
どんな内容か確かめてから買おうと思ったんだが、残念。
料理本コーナーでは「放射能を防ぐ(?)食べ方」みたいな本が早速あったりして、それを買うほどの切迫感はないのだよなあ、、
「栄養と料理」はほかの書店で探してみよう。
で、「名著」と言われる婦人之友社の「ちょっと具合のわるいときの食事」を見つけて購入。
これはまだ黒髪だった日野原重明氏が序文を書いていて初版は1985年、
「ちょっと具合がわるい、でも医者にかかるほどではない」時の食事をどのようにとるか、とは意外に本がない。
「介護食」や「糖尿病食」はよくあるんだけどね、そこまでにはいたらないときの食事に最近は興味が出てきた。去年の不調がたたるわぁ、、
「発酵食が体にいい」と塩麹が大流行しているように「食べることで体を調える」が今、一般化して、
これは「食育」がいい意味で広まった、と考えるべきなんだろう。最近のはてなのヒットエントリもその手のものが多いしね。
塩麹」レシピは書店でもコーナーが出来るほどの大盛況ぶりで、何もここまで、な気がしないでもないな。
ネットでよく見るステキ奥様が「塩麹ってうまいか?」などと、勇気ある本音をさらっと書いていたりして、好きだわぁ、このかた。ずっとついていこう、と思ったのでした。
塩麹」を否定する気はないけど、こんなものに無理矢理「塩麹」を使わなくてもな、なレシピはあるよな、何、とは言わんが。
ただ、手軽に発酵食がとれる、なんとなく体にいい気がする、と、そういう「雰囲気」的なものは今の時代わるくはないんでしょう。
ふと、それぞれの時代に流行った食材と世相を調べると面白いかも、と思う。
紅茶キノコ」だの「コンニャク」「バナナ」だのと、昔から「流行の食」ってあるものね、世の中の何かとつながっている気がする。
本屋では野崎洋光さんの「一膳ごはん」を衝動買いしてしまった、、カバーの「ちくわの和風カレー丼」があまりにもおいしそうで。
実は去年、野崎さんの「おいしい節電レシピ」を買って、なんとなくほっとしたことがあった。
食べることを考えるって、心を調える効果もあるのだよね。
大震災では、みんなが多かれ少なかれ、傷ついていたから、「食べる」を考えて元気になろう。
私は料理本のことを書いているときが一番幸せだわぁ、「作っているとき」じゃないのが自分でも泣けるわぁ、、