マイダーリンが「花咲舞」の新バージョンを喜んで見て、
そんなに銀行モノが好きだったのかー!と呆れているものの、
単に、知らない金融世界、兼、会社組織をしみじみ眺めているのだと、
前回の杏ちゃんバージョンのころは私も全く分からなかったけれど、
二人の娘たちが独立してそれなりに世界規模の企業に属するようになって
会社組織と言うものの複雑さを娘二人から漏れ聞くので
なるほどなあ、と思いながら横から見ている。
アテクシもマイダーリンも、いわば「職人」的な社会に属していたので
大企業の「職位」の威力をほぼ知らない。
娘たちは、特に下の娘は某企業の理系総合職採用なので、すでに職位は課長クラス、
給与の額面もまだ20代女子にしては驚くほど高い。
ただ実際に課長かといえば、そうではなく、給与体系とその職位に応じて
会社で使えるお金が上がる、それがどのようなことを意味するのか、
これに関しては一応「専門職採用」である上の娘が明確で
職位が上がれば会社の予算を使う自由度が上がってより会社に貢献できるようになる、
つまりある種の「権力」を持つことが出来てより仕事がはかどる、
会社を後ろ盾にして様々なことが出来るようになるという、
そこまでの領域に達するほど、ネットの「就職、転職、云々」が
仕事を続けられたわけではないので、大企業に所属し続けられることの意味を
語れる人は誰もいないだろう、就職お手伝い界隈はこの点でも阿呆だ。
話を戻して、マイダーリンが変わらず池井戸作品のドラマを楽しみにするのは
遠く旅立った娘たちのあれこれを垣間見ている気がしているのではないか、
この方は金融、メーカーのあれこれを描くのが好きらしいとはたで見ている
私は思うんだが、実際にそちらで働く娘たちの意見はアテクシだけが聞いているので
マイダーリンは寂しいかも、とふと思ったのでした。
上の娘はよく「パン・パシフィック」の言い回しを使うので
アテクシにはよくわからず、なんかそっち方面からきている同職に
「負けられない!」感を抱いてギリギリしている、
ライバルが海外勢、と言うのは、ほんまにイマドキであるなあ、と思うのでした。
アラサーになって娘たちはえらくなっているわ、おばはんは相変わらず、どころか、
日記も書き忘れる始末だけどな。とほほ。おわり。