日常。

先日ここ「10年」ほどのスクラップの処分をしたと書いたが、実は「20年」ほどであった。
「20年放置」というおのれのだらしなさを大いに反省。しかもほとんど捨ててもいいものだったりして。
紙きれまみれになりながら、スクラップは1年で見直すべきだったと考え、かつ、この先私はスクラップという行為はするまい、
むなしい行為だったわ、私は人生を無駄にしたかも。とまでは思わないが、かなり後悔した。
仕分けしながらわかったのは、私がスクラップしてきた情報は、今はネットで公開されていること。
世界、日本各地の郷土料理、あるいは珍しい香辛料の使い方、などなど、こういうのはもうほぼネットで網羅できるのよ、便利な世の中になったな。
紙切れのほとんどは料理レシピ関係で、さて、これは一度くらいは作ったものだったかな、のものもあれば、
何でこれをおいたかな、みたいなものもある。年寄り二人暮らしの今では作ることはあるまい、なレシピが大半だったわ。
レシピの食材にも流行り廃れがあったり、定着したものがあったり。「食」の変遷も激しいものですな。
結局、捨てなかったのはここ数年にスクラップした口に合う可能性のあるレシピのみ。
それも「作ったら捨てる!」を心がけようと思っている。
20年以上も食事を作り続けると、このレシピは我が家の口に合わない、塩が多すぎる、がレシピを読んでわかるようになる。
それでもとりあえず書いてあるとおりに作ってやはり「塩辛い」だったり、口に合わない、だったり。料理は実験よ。
ここ数年の私が意識して集めているのは「かぶ」「カリフラワー」「百合根」のレシピで、
この冬の(私にとっては)珍しい白い野菜を見かけたらつい買ってしまうので、レパートリーを増やそうと試行錯誤している。
これもクックパッドに行けばすぐ手に入るが、
私は求めているのは、アレンジではなく古い料理法で、時々思いがけず雑誌や新聞でめぐり合うことがある。
それを切り取るものの、肝心の野菜が見当たらなくなったりして、デパートや大きなショッピングセンターにならいつもおいてあるのだろうが、
そこまでの熱意はない。あくまで、ご近所で見かけたときに使いたい。
というような、妙なこだわり(?)で集めたレシピがいくつかあったので今年はたぶんもう遅いので、次の冬には、と心に誓うのでした。
スクラップの次はたまった雑誌類だな。これは「見ずに捨てる!」べきか。とほほほ、、、