この季節。

と言えばかたまり肉。(なんのこっちゃ)
今年は「今日の料理」に載っていた松本忠子さんの「しっとり焼き豚」と朝日新聞連載「おかず100選」高城順子さん「煮豚」を試す。
松本さんのはロース肉、高城さんのは本来は豚肩肉だがすぐ手に入らなかったのでバラ肉を使ってみた。
私としては、はじめに砂糖を大量にまぶす松本さんレシピがよかったものの、ダーリンは「油が足りん!」と「煮豚」を推す。
どちらもおいしかったけどね。砂糖を漬け汁に入れずにまぶすやり方は初めてだったので、面白かった。柔らかかったし。
2年ほど前から「今日の料理」と「おかずのクッキング」の12月号を買うようにしていて、これで「お節」のトレンドがわかるものの、
もう「お節」の存在は「古い」が浸透したのか、あまり「お節」がメインになっていない。
どころか、「クリスマスメニュー」すらも載っていなかったりして、(ケーキがちょろっと載ってるだけ)
あるのは「節約レシピ」だの、「家ごはん」だの、「バブル世代」としては寂しい限り、
12月号は「クリスマス!」「お正月料理!!」と華やかさが好きだったのに。(涙)
まあ、地に足がついたってことですかね、、、
で、かわりと言っちゃなんだが「エル・ア・ターブル」と「マート レシピブック」を買った。
「マート レシピブック」には驚かされる、これは本当に「主婦」本なのか?全品、これ「ザ・ジャンク」ってところ、
一月ほど前に買った「アンアン」の料理特集の方がまだちゃんとしてるわ、食を「ファッション」としてとらえる「エル」すら、まだ「料理」、
光文社は本当に「ゲテモノ」本を出すなあ、とある意味感動した、なくなるまで見過ごせないわ、このすごさ。
具体的にどういうものが載っているかと言えば、完全な「商品カタログ」と化していて、
「焼き肉のたれとなんとかミックスを混ぜて」だの、「冷凍食品に(市販の)チリミックスをかけてこんなアレンジ」だの、
おいっ、塩とこしょうは使わんのかっ!と(いや、ちょっぴり使ってるんだけど)、こうも家庭の「食」が完全に「ジャンク」化されていると、
「中食」だののジャンルはどう扱われるんだろう、などと、まあ、たまにやってみるのには面白いのかな?と思ったり。
使ってのこった「なんとかミックス」はあるものなあ、そういう生暖かい目で見守ろうかと、
このジャンクな貧乏くささはここまで日本は不況であるかと、しみじみ世間の風が身にしみるわぁ、、、(意味不明)
料理本に関するあれこれは色々書いておきたいものの、師走も半ばを迎えるようになって、少々忙しいので保留。
私が「かたまり肉レシピ」が好きなのは「ごちそう」イメージが強いからなんだろう、これはこれで、また貧乏くさいな。
「マート レシピブック」のすごさは、是非一度本屋にてご確認を、と別の意味で勧めておく、買うほどじゃあ、ないです。