日常。

「クロワッサン」に出ていたレシピで「塩豚」を作ってみた。
常温に戻した豚バラかロースの固まり1キロに大さじ1の塩をすり込んで30分ほど放置、
後、90度前後のオーブンで1時間半から2時間かけて低温でじっくり焼いて、熱が取れたら1日冷蔵庫へ。
今回豚バラで作ったので「燻製しないベーコン」ってかんじかな?
去年、同じ時期に「ミセス」のバックナンバーで見つけたレシピより手軽でよかったけど、1週間の日持ちなら、
もっと塩分を控えてもよかったかも。去年以来時々買ってる豚肉屋さんのものを使った。
ここのは脂身がぐずぐずにならなくていい、脂身が堅いくらいしっかりしていて、去年の「角煮」もきれいに出来た。
ブランド牛は「食べるものの値段か?」って言うくらい高いものがあるが豚肉はそうでもないんで好き、
「牛さんはもう食べるものではないのです」と家族に言って聞かせるほど、牛肉を食べない我が家、
だって高いんだもん、料理のレパートリーもそれほど多くないしね。
鳥と豚と魚で十分じゃない、たまに焼き肉かステーキを食べに行けばいいのよ、牛は、、、ぶつぶつ。
それはともかく、かたまり肉の料理を別なレシピであれこれ試してみるけど、家庭で「好み」って出てくるよね、
うちは、どうも基本的に「作り置き」を嫌う感じ、「できたて」が食べたい。
「これは置いておくもの」と言ってもあんまり納得してくれない、どれくらい食事作りにかける時間を短縮できるか、
今、色々実験中で、本を読みあさってあれこれ試してみるものの、だんだんわかってきたのは
食事作りって「燃料補給」だけではない、ってこと、その作る過程、野菜を切る音や匂い、そういうのがあって盛り上がって
「食事」ってことかなあ、だからうちは「おせち」を食べてくれない、「冷たいからいやだ」とレンジで暖めても駄目、
ちょっと甘やかしすぎたのかも、何となく反省。
よく読ませてもらっている日記の方のところに続けてお台所や宴の後、宴の最中の写真がアップされていて、
人んちの台所大好き人間の私は堪能した、ああ、おいしそうな楽しそうな風景だ、と、
特に「宴の後」の写真が「おいしかったんだね」の感じがよく出ていてとても素敵。
エキサイトブログファンの私はきれいにセッティングされた食べる前のダイニングテーブルをよく見せてもらうけど、
「宴の後」とか、作ってる最中の雑然としたキッチンの様子はアップされないことが多いので、面白かった。
オリーブオイルとか(多分)向こうで売ってるソイソースとか、ブリタの水ポットとか、しかし魚はどんな包丁でおろしたんだろう、
それが写ってなかったなあ、日本製の包丁をお持ちなのかな?ま、私が切るよりは遙かにお上手そうだ。
私はお刺身は全然駄目、人からもらったら、即座におろしてくれる人を探す、魚をきれいに切るのは難しい。
刺身は切り方「命」、だしね。以前、すごくいい伊勢エビをもらって、がんばって途中までおろしてみたけど、
やはりお寿司屋さんに頼んでおろしてもらった方がずっとおいしかった、餅は餅屋よ、、
そういえばドイツに行った時、ヘンケルかゾーリンゲンのナイフを買ったのに、全然切れなかった、
使い方を間違ってたか?と言うくらい、イングランドでも確かシェフィールドの刃物(なんだったか、小さいのを買った覚えが、、)を
買ったように思うが、それも役立たず、私には向こうの刃物は切れない、のイメージがある。
向こうの人は主に「刺す」文化だから、って聞いたことがあるけど、なんだかなあ。
パリのミシュランにのるようなシェフは日本の刃物を愛用するともどこかで読んだなあ、、「切る」ってすごいことなのかも。
日本じゃ当たり前のようにすることだけど。
かたまり肉料理を作った後、それを切り分けるのもなかなか大変、
鳥の丸焼きも何度かして、結局切り分けるので失敗するのよねえ、魚と違って味に違いはない、と思いたい、、、