「料理」雑談。

最近立て続けに料理本を買う。以前はダーリンがあまりに本を買うので、私まで買っていたら家が悲惨になると
図書館で借りられる本は極力買わないようにしていたものの、少々考えを変えて買い置くようにした。
ここ数ヶ月で買ったのは「15分でフランス料理 宮内好江 文化出版局」「ヤミーさんの3ステップクッキング 主婦の友社
「誰かが来る日のメニュー 行正り香 文化出版局」、行正り香さんの本は1998年出版で少々古め。
まだ行正さんはご結婚されていない。後書きに「栗原はるみ」さんの名前を出されているので、なるほど、と思う。
行正さんの手軽さと、素材の組み合わせ方など栗原はるみさんの影響があった、と考えると納得できる。
「豚バラ肉と鶏肉のセロリ蒸し」など、タイトルには出ていないものの、大量のタマネギを入れるので、
みそと豆板醤、ニンニクの辛めの味付けをまろやかにしている。セロリ好きの私にはめちゃくちゃおいしかった。
でも家族はにんじんと共にセロリ嫌いでやや不評、セロリのあの香りがいいんだけどな、、
「ヤミーさんの、、」はブログを本にしたもので、フライパンでシナモンロールを作るやり方を試してみた。
少々、味付けが濃い。私のお料理の先生の味付けもやや濃いめ、この先生は東京で勉強されてきたせいか、
あるいは酒豪故か、先日お呼ばれをしたとき、アルコール抜きで食べたところちょっと塩辛いか?と感じた。
料理研究家の本も関東出身か関西出身かで味付けの濃い、薄い、があるようだ。(好みもあるが。)
ところで、普段テレビを見ない私がたまにつけると、日頃の行いが悪いせいか、よくとんでもないバラエティーにあたる。
全くのド素人どころか、作るように支持された料理を見たことも聞いたこともないお笑いタレントが無茶苦茶に「高級食材」を
切り刻み、できあがった吐き気を催すような「シロモノ」をゲスト(?)が食べて気持ち悪がるのを「楽しむ」らしい。愕然とした。
正月に初めて見た「愛エプロン」もTOKIOの長瀬君とお笑い女性タレントが「栗きんとん」を作るで、
30近くになる長瀬君も二十歳前後の女性タレントもテレビお得意の「やらせ」かもしれないが
「栗きんとん」を「食べたことがない」、ジャニーズはタレントに「栗きんとん」すら食べさせたことがないのか、
それは子供時代から働かせているタレントの「虐待」にあたるんじゃないのか
また、そこでも惜しげなく高級な栗やらが使われていて、一番許せなかったのが「食育」の本を出している服部幸應
おもちゃにしたら罰が当たるような食材をもてあそぶのを見逃していること、
高級食材を丹誠込めて作った生産者の人に申し訳ないと思わないのか、そんな番組に出てよくも「食育」なんて言えるな、
と、怒り心頭したのであった。(最後まで見てないけど)
こんな馬鹿ったれなテレビ番組に「食育」研究家がもっともらしく顔を出しているこの日本の状況で
果たして学生はどのような「独創的」な「料理」が作れるのか、はなはだ不安だったりする。
昨日「某所」と書いたのは私が従軍慰安婦関係のことでいつもお世話になっている「K」さんのところで、
講義内容に全く関わりのない質問を平気でする学生に憤慨されるのは誠にごもっともで、
それに気がつくことが出来ないセンスの学生の料理は「愛エプロン」の出演者並みでしかないのではないか、
また、ひょっとして講義の内容はちゃんと聞いていたけれど、それとは別に海外で活躍される憧れの先生に
何か質問してみたかっただけかもしれないので、尊敬する先生に今でもご不快の念を抱かせていることを知ったら
その学生はがっかりするだろうな、と思ったのでした。(当然の結果ではあるけど)
「若さ」は時に「馬鹿さ」であり、学生時代からぬきんでて優秀であったが故に今、指導する立場の方々は
たいていの学生の「馬鹿っぷり」をなかなか理解できないのでは、と時々感じる。
私は自分が馬鹿であったのをよく知ってるんで今、20年ほど前の学生時代の先生方に心の中で平謝りしている。
(先生の教えは今になって生きております、、、多分。)
昨日、にんじんの「ちりちり」は「しりしり」とも言うと教えてもらう。方言の違いなのかな?