お花見第1弾。

枝垂桜の隠れ名所がほぼ満開でまるで桜の海のように見えるポイントで眺めて

アテクシの黒い魂が若干浄化される。雨になる前に、と誘ってもらってよかった。

上機嫌で帰ってテレビをつけると全然知らん静岡の知事が問題発言で云々と

何を言ったのかしらん、と調べると、静岡みたいな農業従事者の多い地方で

この言い草はないわ、と思うトンデモぶり。

農業だろうが酪農だろうが林業だろうが漁業だろうが、頭は使うで、と、

静岡の大半の有権者はこの手の職業に従事しているように思うのは気のせいか。

上の娘の勤務先は東大卒者勤務先でもトップレベルの大企業だが

ろくでもない阿呆は入ってくるもので、話を聞くと感慨深い。

「今どきの若者はメールも打てない!」のブチ切れ案件の詳細は書けないが

例えれば「料理できます!卵料理が得意です!!」と言って採用された人間が

いざ「目玉焼きを作って」と言われたら「目玉焼きって何ですか?」と聞いてくる、

そもそも「卵ってなんだっけ」とまで言い出す人材であったような衝撃で

「採用担当は何をしているんだ!」とこれで初任給が高いのなんのになるって、

現場では納得できないのが当たり前。娘の会社は新人研修はあるものの、

まずはビジネスマナーの研修を入れるべきではないか、の要望が上がり、

世の中、もう「できない」人間にしかあわせるしかないような、

「できる、できる!言って入ってきた連中がここまでできないともうね」と

都心部私立校育ちの出来はピンからキリまでものすごい開きがあるらしい。

「できる子は当たり前にできることが全然できないやつもいる」

「どこで何を教わってきたのか、出来ない子は妙に口だけはうまい」と

嘘をぺらッと話す才に恵まれているとは、まともな会社員にはなれんわな。

卵料理が得意と言いつつ、そもそも卵とは何か、すら知らなかったりする人間に

何を教えられるか、まことに現場が気の毒。

そういえば、下の娘の会社は昨年の総合職採用者が全員都心出身で

「生まれて初めて地方に来ました!一人暮らし始めました!」なのに驚いたそう。

都心で生まれ育って都心の学校に通っているとそうなるわな。

「生活をするスキルに労力がとられるのは気の毒」と意外に下の娘は優しい。

洗濯機の使い方がわからない若者もいるらしい。

説明書を読んで小一時間くらい考え込んだ、なんてのは、かわいい。

でも都心、丸の内に堂々勤務する人間があまりに出来が悪いと

現場からは死刑宣告が下るよう。怖いざんす。

次の花見はソメイヨシノだー!おわり。