教育、いろいろ。

今でしょ!」の林先生が「女子は中学受験をしたほうが良い」と

記事を読むと下の娘さんが中学受験を嫌がってやらなかった、で

「女子は選択肢が狭まるので中学から受験したほうが良いんだけど」と

どちらかといえば親のボヤキでしかないように思ったものの

東京都心の教育事情の特殊性がブコメで語られておやおや。

要するに「ろくでもない下位の公立校に行く可能性が女子には高い。

受け皿となるはずの私立校の高校入学枠がなくなってきているから」と、

ならば確実に入れる公立高校に目標を落としてみてはいかがか、と

中学では言わないのが、10年以上前のうちの娘の時代からそうだったわ。

娘たちの時代は「特別選抜枠」と指定教科だけで入る枠があり、

その受験方法では受験者の1割しか合格せずその結果で進学先を変える親子もいた。

今、その制度があるかどうかは知らないが、

確実に公立に入るためにランクを落とすアドバイスは塾の先生はしないものかね。

ここ数日、港区の公立中学の修学旅行先がシンガポール

生徒一人につき高額の補助が出るとの話題がネットに上がっていたが、

これも読むと港区ではそもそも公立中学に通う人数が少なく

港区に住んでいる人間が高額補助に騒いでいるわけでもない、

以前、朝日新聞でやけに神々しいお名前の記者(?)が銀座近辺の一等地にある

公立小学校の制服が「アルマーニ製!」と騒いでいたことを思い出した。

どちらにせよ、実際にその近辺に住まう人間は特別何とも思ってないことを

とりわけ「問題だー!」と取り上げまくる姿勢は、

4年で66頭もの牛を食い殺した熊、「オソ〇〇」が駆除されていたニュースに

「かわいそう!」などと吹き上がる道外の人間たちを思わせて、

1か月に1頭以上の牛が犠牲になるのは農家にとって相当な痛手というのに

どこの世界でも阿呆丸出しの人間はいるものだ。

話を戻して、子供の6割が中学受験するという港区でも

公立中学に通う子供たちは4割ほどいて手厚い教育を施されているのだし、

目指す公立校に確実に受かるかどうかがわからないから

女子は中学受験をしておけ!は論理として無茶苦茶な気がするんで、

相変わらずネットは私の目からするとおかしなことだらけ。

心配するな、こんな話で右往左往するような親の子供は就職するときも困るから

今から底辺知ってろくでもない連中と付き合うスキルでも磨いとけ!

と、書くのは暴論だろうが、要は国立大学医学部と同じで、

公立トップ校が本当に成績だけで生徒を取ると女子ばかりになる可能性がある、

の現実をやんわりと伝えているのが真実かも。

私は都内公立の商業高校進学も成績がいまいちな女子にはお勧めではないかと思うが

その選択肢は塾の先生にはないものかね。

それにしても都内の教育事情にの複雑さよ、と思うのでした。おわり。