朝日新聞は大丈夫なのか?問題。(いまさら)

先日、朝日新聞に「気鋭の経営学者!」と紹介された慶応大准教授の記事があって

1989年佐賀県生まれ、慶応卒ではあるものの「苦労人」と書かれていたので

おやおや、と。小学校のころに親の会社が破綻して中学卒業後

お金がない!」と神奈川県横須賀市陸上自衛隊少年工科学校(当時)に

進んだそうで、自衛隊系の学校はお金をもらいながら学べる大変良いシステムだが

4年の卒業(?)を待たずして在籍は2年、その後大検を受けて慶応商学部、と

国家機関系でお金をもらいながら学ぶとは、それなりの「責務」があるわけで

そこを中退「できる」時点で私には「苦労人か?」の疑問がある。

私はふと、以前は金がなくても優秀な学生が行けた唯一の「自治医大」が

今や僻地10年の任期を果たす代わりに多くの違約金(?)を支払って

僻地勤務をスルーしてしまうお金持ちのご子弟たちのことを思い出す。

モノは本当に書きようだ、と思われるのは、

つぎはぎであってもところどころ「本当」をつなぎ合わせれば

「苦労人」は「嘘ではない」に見える。

この准教授は大学4年の時に父を亡くしたらしいが、

その父の友人が東大教授だったりして

しかもこの東大教授、別に佐賀県出身でも何でもなく、駒場から東大、三菱総研という

どこでこの「苦労人」の准教授の父親と知り合ったのやら、

「苦労人」の慶応卒准教授の父親が東大卒か、三菱総研勤務か、

このレベルで「苦労人!」の肩書は、さすが慶応卒というか、

もう朝日新聞のレベルが浮世からはるかに離れてあまりの高みぶりに

底辺我が家はそろそろ購読を辞めるべきではないか、

やはり「陸の王者」大学の自称「底辺!」だの「苦労人」だの「毒親育ち」だのは

一般社会とはレベルが違うものなのか。

以前、某アナウンサーが「私には私の地獄がある」との発言をして

「なるほど!」とは思ったものの、その地獄はやはり一般社会とは違うなあ、と

それでもそれを「かわいそう!」と思うべきなのか、私が突っ込みすぎなのか、

朝日新聞はなぜこんなにも「かわいそう!」で売り出すのが好きすぎるのか、

大丈夫か、君たち!と底辺ババアは思ったのであった。

ちなみに実名を書けばこの准教授は岩尾俊兵氏、東大教授は藤本隆宏氏、

記事を書いたのは佐藤陽、

准教授氏は佐賀出身なのに九大に行こうとは思わなかった時点で私にはかなり謎。

自衛隊系学校経由で九大に行く人ってそこそこいるように聞くけどな。

岩尾氏は現在34歳、

なんとなくこの世代の慶応卒、自称苦労人、には眉に唾を付けたほうが良いとの知見を

ここに書き残しておく。朝日新聞内にこの世代の慶応卒人材がいるんだろうな、

なんか「日本、もうダメ」感を私は初めて覚えたかも。おわり。

追記・「朝日新聞 佐藤陽」で検索したところ、

なんと私と同じ年(1967年生まれ)で、安定の慶応、法・政卒、

米国ジョージワシントン大学政治学部もご卒業のようで、

それでも91年に朝日新聞入社なのは社内で留学に出してもらえたのか、

この年齢で慶応の「ほーせい」卒とは「ふーん」と思う私であった。

コネクション、怖い。