日常。

ふと気が付けば6月もはや半ば過ぎ。

うっかりお中元の準備を怠って頭を悩ませているおばはんがここに一人。

昨年マイダーリンの恩師から贈答お断りのお手紙が届いてそのあとすぐに亡くなられ、

なんとなくやる気がなくぼーっとしているうちにお中元カタログが届いて、

ハタ!と思いだす、娘婿様ご実家へのごあいさつ。

コロナ下のバタバタで入籍、ご両親とは1度しか顔を合わさず、

ご親戚様とは結婚式で初めてお顔を見る、実のところうちの娘は肩書だのなんだのに

一切興味がないので、ご親戚が何をしているか、いまだよく知らず、

今までのやりとりからご親戚に全国的に有名なブランドを持つ事業をされている方が

いるようで、何をお送りしてもそれ以上の格の高い「ブツ」が返ってくる始末。

「どないせーっちゅうんじゃあ」という言葉の叫びはともかく、

なぜか和菓子、洋菓子はそこまででもないレベル(失礼)が返るので、

それもそれで困ったり。要するに果物だの素材レベルのものを送ると

送った以上の品質の高いものが戻ってくる。一番無難な果物が送れないのは困る。

私の周囲では地元産の果物だのを送る人が多いのだよな。

去年のお歳暮は思い切って地元を離れ東京の有名なせんべいやの特選品を

お送りしたところ、これは「見たことない」と喜ばれたようで、ほっとした。

と、言うことはレベルの高い加工品を常に探さねばならないということで、

現在、アテクシは超困っている。

先日上の娘と電話で長々話したのにお勧め品を聞くのを忘れた。

上の娘は現在仕事が超忙しいらしく、

ある日、あまりにつかれたのでご近所の有名な寿司屋の折を「ご褒美」として

夕食に持って帰る途中、声をかけてきた若者にうっかり足を止めたところ、

「ナンパ」で、あまりにつかれていたのでいつもの「センサー」が働かず、

自分と同様つかれた中、困っているのではないか、と親切心で足を止めた自分が

「許せん!」と憤っていた。

「よく考えたら駅周辺で迷子になって人に道を聞くなんて、今どき、ないよね、

みんな、スマホ持ってるんだから!」と、疲れていると判断が甘くなる、

スキを突かれたー!と娘はぷんすか。チっ、と舌を鳴らして足早に立ち去ったそうで

人間は見知らぬ人間に声をかけられてもかけらほどもうれしくない、

それがわからない人がネットにもいるな、と思ったのでした。

一方、下のお嬢様は現在欧州に新婚旅行中で、イケメン婿殿がはしゃいでいる姿を

ラインで送ってきたが、ママンはあなたの写真が欲しいんであって、

お婿様はどうでもよいかな、幸せそうでよかったけど。

結婚式の写真でも私が気に入った写真は娘曰く

「(お婿様の名前)がちゃんと写ってない!」

ママンはあなたのベストショットしか見てないしな、うっかりしていたわ。

お婿さんが半目になっている娘曰く「変な写真」が一番娘がかわいいんで

大きく引き伸ばして飾っているおばはん、お中元、どうしよう。とほほ。おわり。