インスタ雑記。

3年にわたるコロナ逼塞ではかどったものは北欧ミステリーとインスタ鑑賞で

私が特に好きなのは「肉を焼く画像」。

とうとうおすすめが肉焼き画像ばかりになってしまった、、、

はじめは戸外のキャンプで調理する画像が多かったのがだんだんと肉となり、

狩猟で捕ったばかりの鹿や鳥をさばき、焼く画像から、

現在は精肉店でつるした豚を鮮やかに解体する画像までが現れる。

これがまた面白くてな。

主に米国でバーベキュー用グリルで大きな肉を焼いているのを見ると

なるほど、これだけ大きな肉を焼くという行為は「ザ・男らしさ!」の極みで

そもそも大きな鹿などを銃で撃ってそれを担いで帰る、

大きな獣の体を割く、さばく、などは力が強くなければできない。

また大きな火をおこしてその火で肉を上手にあぶり、切り分ける、は

女性の仕事ではないわな、だからアメリカではバーベキューが人気なのか、

このレジャーのために銃所持はいつまでも支持されるのだろう、などと

考えたりしている。日本の薄切りの肉では考えられない画像が次々出て面白い。

また、インドやアラブ系ではおそらくは婚礼の時に豚の丸焼きが何頭も饗され

調理の仕方も独特で、直接火であぶるものや、穴を掘って石や燠を入れて

その上に肉を丸ごとおいて葉っぱで覆い、

その上にまた熱した石を置き、土をかける、まことに調理法も千差万別、

共通するのがどの肉でもトロトロに柔らかくなっているのを画像で見せる。

アタマだけを特別に調理するものもあり、焼いた動物の口の部分を大きく割って

中から出る肉を掻き出す、などなど、見ていて飽きないのはなぜなのか、

調理器具も国によって違い、鉄器が多いけれど、いまだ石器を使う国もある。

薄く板状に加工した石を熱してそのうえで肉を焼く、

当然、その場合の肉は火の通りが強くないので、焼きながら切り刻まれていったり

肉は日本以外では塊で焼くのが常識なのだと改めて。

薄切り風に見える肉も、実は固まり肉をたたきまくって薄く延ばしたり、

根本的に肉への感覚が日本では違う。中国も大陸なので肉の感覚は米国寄りだ。

で、現在、私が楽しみにみているのがロシア連邦の一部であるサハ共和国

インスタグラマーで、朝青龍似の息子が二人(多分)いるお兄ちゃんが

気温30度以下の戸外で凍った肉を薄く削ったり、カチカチの魚をおろしたりして

調理を楽しむ画像で、「パンダサハ」の名前で公開している。

私は最初「パンダーシュカ?」と呼んでいたが、

マイダーリンが「サハ共和国じゃね?」というので調べるとそうだった。

ロシアの文字で何か書いているものの、読んだことはまだない。

なんにせよ、この手の画像をついついいつまでも眺めてしまうので、

そろそろもっと別のことをしようとあがき中。コロナ逼塞の功のお話。おわり。