生活雑記。

「一週間分の献立を考える!」の言葉をネットで読んで、そういえば、そんな「無理」を子供が幼児だった頃、していたよなあ、
一週間に一度、生協で買うものだけで凌ぐ、という荒業を転勤族時代にやっていたのを思い出す。
いやー、あの頃は真面目だったわ、若さの良さってやっぱり「真面目」さよね、とすっかりすれたオバハン専業主婦は思いますのよ、ホホ。
年をとると手を抜くことばかり覚えますわぁ、あと、らくする方法ばかり。これぞ主婦の「技術力」ってか?
いやいや、不真面目な人間ばかりではなく、「主婦道の求道者」みたいな人を、私はたくさん知っております、
そういう方は、ほとんど「武士道」を極めるがごとく「主婦道」を極めているざんす。何をやらせてもすごい人っているのよね。
それはともかく、私がここ10年ほど無理なく続けられているのは「3日分の献立を考えて買い物をする」
で、これが一番、ストレスがない。家族はイレギュラーをすぐ入れてくるので、そして貰い物が突然あったりするんで
三日分のまとめ買いをするのが食材の無駄がなくていい。「1週間分」だと「しまった、食べ損ねた!」があるものね。
そして食材は新鮮なうちに使い切る、が原則、「新鮮」は味の大きな決め手なのよね、日本人にとっては。
実はここ半年ほど、本格的フレンチをとあるホテルの「グランシェフ」とその弟子シェフに習っていて、これがなかなか面白い。
フランス料理って、「新鮮じゃないものをいかにして美味しく食べるか!」が極意だそうで、
習っている「グランシェフ」は肉を何通りもの方法で火を入れる、凝った、フレンチの王道、的スタイルを信条とされているので
それはそれはもう、「家ではできなーい」ものが出来上がる。
「先生!肉に火を入れる方法は一回でお願いします!」と「グリルで焦げ目つけて、蒸した上でオーブンへ」って
「パリでは食材が遠いところから届いていたので、食中毒を起こさないように気をつけるが原則だった」って本当か?
パリ近郊で酪農だの農業だのが発展したのはルイ15世の頃だとか、なんだとか、うろ覚えなんで定かではありませんが、
とにかく、フレンチの歴史は食材発達の歴史ともかぶるそうで、また歴史があるだけに、相当上下関係がある閉鎖的空間に
「グランシェフ」とその弟子を見ていると思うのでした。「グラン」のつくシェフはすごいらしいざんす。知らなかったざんす。
そういう罰当たり主婦がシェフに教わった「フレンチ」雑感をまた忘れないように書き残すざんす。終わり。