犯罪者のことと差し入れと。

世の中には他人様に一服盛るのにためらいのない犯罪者が山ほどいるようで

よくニュースになるのが一緒に飲んでいた女性に睡眠薬をもって

性犯罪を行う、こんな傷害罪があってよいのか?と驚いていたが

訪問介護の方にも一服盛る人間がいるとのことで

こんな人間がいるから、大工さんにお茶も飲んでもらえない世の中になっている。

昨年の初めにリフォームをした折、寒い時期、外で作業するのに申し訳ないと

熱いお茶をポットに入れて差し入れたら断られ、考えてみればコロナ時期、

うっかり口にしてはいけないものかもと反省したが、自営業者の幼馴染に話すと

「今どきは何を盛られるかわからないから大工さんは用心してる」とのことで

こりゃー世間知らずだった、じゃあ缶のお茶なら大丈夫か、と温めて差し入れたら

気を使ってなのか、飲んでくれていた。

大工さんの差し入れといえば、昔はたばことお茶と甘いお菓子だったが、

私のところに来ていた人は「カフェインを飲むと夜が眠れない」と話す人も

いたのでノンカフェインの16茶の缶を探したり(探すとない)毎日頭を悩ませた。

世慣れた幼馴染は自宅改築の時、昼になるとコンビニに行って差し入れを買って

買ったばかりなのがわかるものばかりを渡していたのでよかったようだ。

甘いお菓子よりむしろコンビニの温かな空揚げやコロッケのほうが受けが良く、

「しまったー!気が付かなかったー!」と反省しきり、

我が家はハウスメーカーでリフォームもお願いしたので、

下請けのどんな人が入るか、全然情報がなかったので、差し入れも頓珍漢だった。

外構をやってくれた、たぶんベトナムの方は出されたものはすべて平らげて

これならもっとバリエーションのあるものを出すべきであったか、などと、

来たのは二日きりで、ハウスメーカーは来る人の情報が少ないのが困るよな、

幼馴染のところは工務店なので若者が何人ぐらい入る、がわかって

差し入れもしやすそうであった。

それにしても不届き物がいるせいで、お礼もまともにできやしない。

ところでうちのばあちゃんたちのケアマネの方は食べて飲んでいく。

気を使われているんだろうな、と気の毒に思う。

私がお世話になる場合は、やはり缶入りのお茶と持ち帰れるお菓子を用意しておこう、

と今から忘れないよう書き残すのであった。おわり。