日常雑記。

「マツコ」の中国茶編が話題になって、紹介していた女優さんがお茶にはまった時期が、
ちょうど私の周囲の奥様方に流行っていた時期と同じで感慨深い。
と言うわけでその時期、私も一通りやったざんすよ、中国茶
で、言えることは「高いお茶には手を出すな」、
高いお茶はその道の達人に入れてもらうのが一番うまい。ド素人が手を出していいものではないざんす。
私のマックスは、何グラムだったか忘れたが一袋日本円で9800円くらいの台湾産凍頂烏龍茶
10グラム6000円なんてお茶は普通の人間は買っちゃいかんざんすよ、もったいない。
中国茶の世界は広い上に深いという、中国三千年の歴史そのものって感じで、
値段で言えばフランス産ワインよりは割安ではあるものの簡単に手を出してはいけない、暗黒部分もあったりする。
私が習っていた時点ではプーアール茶が一番価値があって100年200年ものがあるとか、
それを財産としてお嫁入りに持っていくとか、そういう話を聞いたかなあ。
中国の大革命があったところでお茶の歴史は絶えなかったようで、そこが中華人、すごい、とわたしは思う。
私が中国人に中国茶を習ったとき教わった一番大切なことは「茶葉は洗え」であった。
古いプーアール茶は砕いて一度洗って味を出していくのだが、それ以外の中国茶でも「洗え」と、
「何がついているかわからない、信用するな」と中国3千年の歴史は他人を簡単に信用するな、ですかな。
中国茶が日本の緑茶と違って何煎も飲める理由は中国の水が悪い、の事情かららしい。
英国での紅茶も同じく、結局半発酵、全発酵のお茶が流行るのは水事情、
日本で発酵しない緑茶が一般的になったのは日本の水の質が良いからと言う説がある。
日本の水質のよさに目をつける海外勢は多いのだよな、だからこのたびの立法じゃないか、
今の政権はほぼ「貧乏人は悪い水でも飲んで早く死ね」って言ってるようなもんだったりして。
日本もそのうち発酵茶しか庶民は飲まなくなるのかもね。
ところで日本にも発酵茶はひっそりとあって、高知の碁石茶がそこそこ有名。
これはあっさりしたプーアール茶っぽくて私は好き、たまにイオンで見かけることがある。
お勧めざんす、おばはん、茶話、おしまい。