隙あらば、女たたき。

増田はツィッターと同じくデマを拡散する場であると重々認識しているものの

「女子は大学でカンニングしても許されたー!」って、それどこの大学?

うちの娘は体育会部活をしながら必死に勉強してフル単、

どれほど努力をしてきたか目の当たりにしているのでこういう増田は

「〇ね!」と心から。数少ない女子はみんな必死に勉強するし、

単位は点数が足りなければきっちり落とされる。

娘以外の数少ない女子全員が落とされた科目もあった。

女子を敵視する先生も大学にはいるので。ただその科目は学生の3分の2が落ちた。

それでも「できる!」となれば、しぶしぶでも認めてもらえる。

だからチャレンジャーの娘は頑張ってきた。

その努力をくそみたいな増田がいい加減な妄想交じりで

「女だから優遇されている!」「行き過ぎた優遇」って、それ、どこの話?と

娘のことを知っていると聞きたくなる。

むしろ男子優遇なのがいまだ工学部、製造業の現実だろう、

まともな製造業のコア部門には「リケジョ!」枠なんてものは存在せず、

能力で勝負するしかなく、それでも「女!」と色眼鏡で見られて

男の3倍以上努力し、結果を出さないと認めてもらえない。

「やれば認めてもらえるから」という娘のあまりの神々しさに涙が出る。

その上に「女性ならではの視点~」なんてわけのわからない課題まで押し付けられて

「私は男ばかりの世界で10年以上いるから女性ならではの視点なんてわからん」

「女性のロールモデルになって!なんて言われても私の後についてこられる女性は

ロールモデルなんかなくても自分でできる人間だし」と、首をひねっている。

私が今まで娘から聞いて一番むかついたのは同期で最も出来の悪い男が

どれほど娘が結果を出し、同期のトップに所属してもそれを認めようとしない。

「女だから、下駄をはかせてもらっている!」の一点張りで、

少なくともその同期以外は娘の努力も力量も認めてそのあほ同期を間違っていると

いさめてくれるのだけれど、「いや、俺は認めん!」と

「あんたみたいな底辺に認められることにどんなメリットが私にあると思うの」と

その阿呆の「男」であることのあまりの自己評価の高さにあきれている。

誰でも合格するはずの資格試験にも落ちたような阿呆ほど

なぜか「女のくせに!」を「女だから下駄をはかせてもらっている!」に言い換えて

女性差別をする、この不思議。

増田に戻せば4割しか旧帝大出身者がいないような職場ってどこだよ、

うちの娘の職場は旧帝大出身者以外がほとんどいないんだけど。

そして娘の足を引っ張ろうとする阿呆はコネ入社が明らかな某私大卒、

研修課題の数式がどうしても解けなかった底辺組であるというのに、

その上、娘の解法が全く理解できなくて「こんなのでたらめだ!」と

自分がどれほど阿呆かさらしたのにすら気が付かなかった。

娘の特殊な数式は「わかる人にしかわからない」

本人曰く「できる人間にしか理解できない数式ではよくないんだろうなと思った」

「できない人間にもわかる解き方が正解だと思う」とはいうものの、

一人だけ違う解法を編み出したので評判になって研究系のトップ層が娘に会いに来た。

才能のある人間は才能のある人間を理解できるが、才能のない人間には出来ない。

「女のくせに!」の意識を隠して「女だから優遇されている!」と

女性は努力して本物の才能の持ち主でも「優遇されている!」でマイナスにされる。

この差別はいつまで続くのか。

「男だから俺はえらい!」と思い込む人間が若い世代にもいる限り、続くんだろう。

情けない話だ。