教育雑談。(その1)

はてなの増田では「何で子供作った?」だの「思い付きで作るな!」だの

お前ら、遺伝子より金の力を信じすぎ、

子供を貧困で死なせてしまう国では日本はまだないので、

「金がないと子供なんて作っちゃいけないんだー!」には

お前の遺伝子は引き継ぐに値しないし、なんでそれを知ってて生きていられるの?

とすら思ってしまう。

「子供の貧困」とは食べさせるものもない、病院にかかることもできない状態なんで、

「大学に行かせる金がない!」だの「塾の費用がぁ!」は論外。

平和ボケも極まったな、日本、とおばはんは思ったり。

都心の教育事情の特殊さは娘が大学進学を果たして以来、ひしひしと感じるものの

では、その複雑に絡み合ったところに自ら迷い込んで行くよりは

ほかの道を探してみようか、になっている人はたぶんそこそこいる。

「トップ大学に入るのは中学受験しても至難の業」が最近よく言われているようだが

要するに「中学受験しておけば、安泰!」なんて言説を信じた親の遺伝子が

既にいまいちだっただけの話で中学受験をさせるのは何故か、の展望が、

騒いでいる連中からも私にはさっぱり見えない。

高額の塾費用を必死にねん出してマーチ以下にすらいけないならば

私はその費用を楽しく家族であちらこちら旅行して使いたい。

実際、そうしたんだけれども、娘たちはトップ大学を卒業した。

父親の遺伝子が良質だったんだろうと、ある人には言われて

それもあったし、本人たちの努力もあった。

上の子は都会の大きな予備校の夏期講座に高校の時、参加させたが

合わなかったので定期的に塾は通うことなく、

下の子は「部活一筋!」の人生を歩んだので塾は人生、一度も通ったことがない。

ゼット会にひたすらお世話になった。

それが良かったか、悪かったか、全面的にこれが良いとも思われず

かといって全く間違ったわけでもない。

私は与えられた範囲内で一生懸命やった、それで何とかなった、と思っている。

子供の教育に何を、どこまで求めているのか、が

「とにかく中学受験をぉ!」と喧しく言い立てる側からは全く見えず、

「日本の中流!」なんてのをいまだ信じているような輩が

どれだけ塾費に突っ込んだところで子供の出来はさほどでもない。

子供の学歴も職歴も買ってやれる時代になって、

その出来栄えを粉飾できるのは親の金がどこまで続くかによる身も蓋もない世の中で、

馬鹿馬鹿しさにいつまでもつきあう必要はないのは見えているので、

もっと確実な、ちゃんと食べていける方法を考えたほうが良い。

子供には経験と言葉を、あとは体力と忍耐力、

もっと現実的に一番力を入れるべきは「算数」、

言語は世界中山ほどあるけれど、数の概念は世界でほぼ統一されている。

世界中、どこに行っても「1+1=2」なので計算能力だけは

コンピューターが代わりになるのどうの言っても身につけたほうが良い。

「数学が出来る」の汎用性の高さは世界中どこでも、なので、おすすめ。

数学はある程度までは訓練で何とかなるので、家庭でするのが一番かも。

思うことはいろいろあるので、続く。