雑談。

ネットで定期的に読ませていただくところはお子さんがいる方が多くて、
10年以上続けていると、お子さん、もうそんなお年になられましたか、と驚かされることが時々ある。
私だって成人した娘二人の親だからお互い様で、いやー、よその子の年ってわかりませんね、
たまにお受験相談をされたときに、もうそんなになった?とやはり驚く。年のせいか。(涙)
それはともかく、そろそろ高校では「センター試験まであと○日」と張り出されるころとなりましたな、
センターの願書もこの時期だったか、二人もお受験させてきたくせに、さっぱり忘れ果てている私、終わった瞬間に忘れるのよ。
お受験にはお金がかかることをちらりと目にして、地方からじゃ、その上に受験旅行費用もかかるんでな、とひっそり。
合格してもその後怒涛のごとく続く下宿探し、落ちたときの保険として私立に払う入学金、諸々、
都会に住む人の比ではないのよ、、、、(遠い目)親子ともども、なれない土地での右往左往もセットだからね。
上の子は震災の時期でもあったので、考えてみればよく乗り越えられたもんだ、人間、やれば出来る。
正規受験ではなく指定校受験の結果も今頃か。
国公立大学も10月くらいに決まるところもあるので、
まだまだセンターを目指し、その後に続く2次試験をする生徒の親は早くに終わらせた子供の親にがりっと来る。
センター利用推薦枠のある国公立もあるので、センターで決まる生徒にもいらっとすることはある。
わが子たちはあいにくそれがない(たぶん当時は)大学志望だったので、2次試験まできっちりしましたよ、ええ。
最も正当な、勉強をひたすらするいわば王道受験をさせたので、私は知り合いには出来るだけ楽な受験方式を勧めている。
地方からよそに行くだけでもストレスなんだから、そうしなさいよ、と、このしんどさは他人に押し付けたくないなあ。
指定校推薦といえば、我が家全員の母校である元旧制中学の高校は古いだけに指定校枠も多く
その枠をめぐって熾烈な戦いがPTA奥様方の間で繰り広げられるらしい。
私は興味がなかったのでノータッチだったが、それを狙う保護者たちは入学の時点から、動くようだ。
PTA役員を率先して引き受け、根回しを図る。
特に私立枠は子供の成績より役員をしている親の上下関係で決まる恐るべき世界で、普通の親には出来ませんぜ、ってな、
数年前に私立枠ではトップの「早慶」のどちらかに推薦で進んだ学生が単位を落としたとかで、
そうなると次の年の推薦枠は停止されるそうで、そこを狙っていたお子さんは自動的にその下クラスの推薦を狙うので
順々に狙う学校のレベルを落とされていく保護者たちは大騒ぎだったと、
「勉強させろよ!」と、それを聞いたとき思わず言ってしまったわ。
いきたい大学があるなら、そこに向けて勉強させたほうが一番手っ取り早いだろ!って、
指定校推薦と言っても、そういうリスキーで保護者たちのそれぞれの思惑が錯綜する恐るべき世界なので、
かかわりを持たず、受験する本人に勉強させるのが一番よいことざんす、親にとっても、とひっそり。
受験勉強なんて役に立たない!と言う人は多いが、そうでもないんだよ、
理系で英語が苦手の下の子は1年の春に受けたTOEICの点数が一番良かった、と言うからね、
センター、2次試験に向けた勉強で、そこそこの点数が取れるんだから、そんなに悪くはないんだよ、受験勉強。
子供のお受験は、親もがんばれ、だが、がんばりどころは間違えないほうがいいと思う。
正当な王道を歩くのも、よきかな。ほほ、と終わった奴はなんとでもいえるざんす、終わり。