父親による「教育虐待」がニュースになっていて、
この「いまさら?」感に何がやりたいのか、はかりかねる。
昔からよくあったことを今ことさらあげるのは
記事の書き手の子供が受験する前に中学受験バッシングをして、
競争率を下げたいのか、
今まで、中学受験をしてきた人間の中には
父親に脅されながら勉強してきたなんてのが山のようにいると思うけどね。
そもそもいまどき、中学受験にそこまで熱くなる親って多いかね?
どこかには必ず引っかかるって、塾がサポートしそうに思うけど。
私が不可思議に思うのは、中学受験のトップ校の中には
その名声に胡坐をかいた存在が山のようにいるのを指摘する声は
公にはされないことなのだよね、
そこ出身の生徒には何が何でも東大、京大、あるいは国立大学医学部を目指させる、
他の地方旧帝大を手堅く現役のうちに受験しようとしたら非難の嵐になる、
それが外に漏れないのは、さすが名門校、と思ったり。
「逃げるのか」と先生から糾弾されるとか。
確かにそれで内申点なんてのが脅しにすらならない底辺中学出身者と
同期になったりするんで、世間は辛い。
でもそれで不幸なわけでは決して無いんだし、
たどってきた道筋がお互いそれほど間違っているわけでもない。
私は中学受験を子供にさせていないけれど、別に反対ではないんで、
中学受験派がおかしな色眼鏡で見られなければ良いなと思う。
同じように過剰な公立校バッシングもやめていただきたいものだ。
教育虐待と言うより、父親による子供への虐待は
もっと一般的に知られるようになってほしいと願う。
私が知る限り、父親の虐待のほうがよほど深刻なのだよな。おわり。