もうすぐ終わる朝ドラ。
マイダーリンともども「このドラマの主人公は3代続いて男運が悪いのか?」と
3代目ヒロインひなたちゃんの相手役のあまりのヘタレっぷりにわぁわぁ。
出てこなくなった時点でほっとした、「お父ちゃん、以下やん」と。
お父ちゃんは今頃やっと「働く」気になったようで「遅い!」と言いつつ、
まあ、遅くてもオダギリジョーだし。私はこの度早乙女太一君が気に入った。
早乙女太一君は「ミステリと言う勿れ」でもちらっと出ていた。独特の存在感が良い。
「ミステリと言う勿れ」は最後まで面白い。永山瑛太君に菅田将暉君、
菅田君は「鎌倉殿の13人」でもメインキャラ義経役で大変だろう。新婚なのに。
今回、大河の義経は独特の解釈で面白い。
純粋無垢な義経ではなく、今なら「やや発達障害」といわれそうな、
でもちゃっかりと食わせ物であったりして、展開が有名なだけに説得力がある。
魅力的で甘え上手で傲慢、菅田将暉君ならではの憎めなさが素晴らしい。
大泉洋の源頼朝も良いので「こういう兄弟だったのか!」と納得してしまう。
主人公のはずの小栗旬君が脇役として控えめであるのもなかなか良い。
しかし、この「鎌倉殿」、
今後の展開が、まるでITバブルで小金をつかんだ連中のようで、
お互いに殺しあい、ほぼ全員が長生きできないという、
まことに今も昔も駆け上がった後は落ちるばかりと情けない。
結論は「長生きって大事」になるのかも。とほほ。
深夜アニメの「平家物語」をマイダーリンにつきあってみているが、
絵は大変美しく普遍性を感じさせるものの、ストーリーの解釈が
「令和」と言うより「昭和」で「性」を否定した少女を狂言回しに使っているのが
誰の受けを狙うのか、この「琵琶」と言う名の女の子が
「昭和のおきゃんな女の子」でどうにも造形が古臭い。
話し方とかが、現在50代の私が子供時代に見ていた昭和50年代のアニメのようで
うんざりしてしまう。「昭和のおきゃん」はどこかしらねっとりと湿度が高い。
令和で「お転婆」を装うのなら「Tomboy,Lucy!」くらいであってほしいものだ。
スヌーピーに出てくるルーシーのようなからりとした感覚が今風ではないかな。
まあ、見ている人間が高齢者ばかりなんだろう。
それでもその高齢者に「古い!」と思わせるのではなあ。
声優さんは若いので演出が古いのだろうな、あれでは演者が気の毒になる。
いくら絵が高野文子と高齢者であってもあそこまで昔っぽくするのでは
どこかちぐはぐで高くは評価できない。
それともこの40年、アニメの中の女の子はあんな感じのままなのか。
まあ、久々に見ているからな、アニメを見るのは「君の名は」以来だ。
と、最後にくさして終わるのであった。アニメはあまり好きではない。