一時期大ブームだった「はな・こい」と呼ばれるらしい映画の論評を
ほぼ同世代が書いたのを読んで、「なるほど」と。
下の娘が多くの友達に「泣いた!」「えぐられる!」と勧められて見て
「なるほど!と思った」そうで、
特に勧めてきたのが最近長い付き合いの彼女に振られたばかりの大学の同期で
「菅田将暉は俺かと思た!」と、
実際には彼がフラれた理由はマッチングアプリで女を漁りまくったからだけど
とにかく娘世代(20代前半から半ば)には刺さる作品らしく、
娘にも面白かったらしい。
ただ、私が聞いた限りではこの映画のお話はどちらかと言えば
大昔の有名なフォークソング「22歳の別れ」の男女逆バージョンだよな、
「夢を追いかけるのが女」になっただけの話ではないのか、イマドキやねえ、
なんて娘に言ってしまったのだが、娘は「ちょっと違う」と
実際見た人間がそういうのだからそうなんだろう、
ちなみに娘が共感を覚えるのは社会人になった菅田将暉君側で
私も話を聞いた限りではそう思った。そう思う人間に説明されているせいだろうが。
娘世代は「有村架純ちゃん、菅田将暉君」に惹かれてみた人が多いようで、
そして娘いわく
「女子は元カレが皆「菅田将暉」男子は元カノが「有村架純」に思えるみたいで、
「あんたたちの元カレ、元カノ、そんなに「イケメン・可愛い」かったっけ」
「全員、自分が「菅田将暉」で「有村架純」と思うみたいで人間、厚かましいな」
と思ったと辛らつであった。うちの娘は「なりきり」タイプではない。
ただこの映画は面白いのでぜひ見て!と勧められているものの、
まだ見ていないので見ようか、
下の娘には「何者?」も面白いので見てほしいと言われているのにまだ見ていない。
私と同世代の人間でも物思いにふけるほどだから刺さるんだろう。見てみるか。
おわり。