少し前からガソリンの価格が高騰してほかにも原因があるのかもしれないが
それがこの戦争に前触れだったのかと思っている。
起こることを既に知っている連中がいて準備に入っていたか、
戦争は一部の人間が大儲けできるチャンスでもある。
多くの人間が苦しんだり迷惑して金儲けできるシステムってどうよ?
ここ1年ほど北欧ミステリを読みまくって、北欧の国々は常にロシアを恐れ、
スウェーデンがNATO加盟しないのはロシアを刺激しないため、などの話も出る。
極東の無学なおばはんには「へぇ」でしかなかったものの、今はしみじみ納得。
ヘニング・マンケルの「ヴァランダーシリーズ」の中には頻繁に
バルト三国を経由してロシアが脅威をちらつかせる事件が出てくる。
アイスランドミステリでも、同じく。切実な恐怖がかの国々にはある。
私が子供時代に歴史の一部として習った「プラハの春」「ポーランド侵攻」など
歴史的にかつてロシアの周辺国は民主化を蹂躙されてきている。
当時はまだ「ソビエト」だったものの、周辺諸国はどれほどこの事態に心痛めるか、
「プラハの春」はせつない物語を一時期たくさん読む機会があったので辛くなる。
ロシアがまたソビエトになるとはなあ。ソビエト時代でよいことあったかね?
少なくとも今、ロシアの庶民はソビエト時代よりは豊かそうに見えるけど。
私は時々「スプートニク日本版」を覗いていて本国に配慮して
西側とは違う情報を載せている。これはこれで興味深い。
ロシアを私は「隣の気のいい雑なおっちゃん」的に受け止めていたものの、
よく考えたら雑なおっちゃんは、他人に対しても雑であると
今しみじみと思うのでした。
それでもロシアケーキとロシアチョコ、ロシアドラマは支持するわ。
プーチン好きな人はとりあえずこの大混乱を支持せず、いさめてほしいもの。
いさめることのできない人間関係って隷属だよな。おわり。