NHKドラマ雑記。

朝ドラはオダギリジョーが働いていないことについて各方面から突っ込みが入って、

マイダーリンも毎日そのことを言う。「こんなのが婿だったら、、」と戦々恐々。

現実の婿殿は働き者なんで、心配ないんですけど。

働きもせず酒やギャンブル、最悪女に走って金だけ巻き上げる男ではないだけで、

もう十分なんじゃ。オダギリジョーだし。家でニコニコオダギリジョーは捨てがたい。

それはともかく、私はこの朝ドラでは「女三代病的面食い」で終わるのか、と

そこにひやひやする。子供時代のひなたちゃんが美少年アメリカ人と話すために

英語を勉強し始める、なんて「わるいばあちゃんの血が!」と思ってしまったわ、

「イケメン、無罪」の話なのか、今のところ2代とも、好きになった相手に好かれる

100発100中のモテ女ぶりを見せているが。

「鎌倉殿の13人」は安定して面白い。

元嫁・ガッキーが果敢に現嫁・小池栄子に攻撃をするが常に撃退される、

でもこの二人が争っているのは大泉洋だからなあ、、、小栗旬ならわかる。

大泉洋源頼朝役は、私の中では子供時代に見た石坂浩二のイメージが強くて

ピンとこなかったものの、とても良い。

中途半端な立場の御曹司のいい加減さ、情けなさ、調子の良さを憎めない感じで

好演している。大泉洋の持つキャラクターの勝ち!と言う気がする。

三谷幸喜さんの脚本は他人の後始末に奔走しているうちにこうなってしまった、、系が

多い気がする。今のところ主人公は周囲の意向に翻弄されっぱなしだ。

週末、宮尾登美子原作の「蔵」を一気再放送しているのを時々見て

アラー、井上真央ちゃんって子役だったのか、そして上手い!

大人になっての松たか子さんも当時17歳、すでに貫禄があって上手い!

20年以上の前の作品でも面白くみられるし、

檀ふみさんや高橋惠子さんの美しさに目を奪われる。

今や死語になった「中年」と言う言葉がぴったりの年齢相応の美しさを見せて

今、こんな風に貫禄のある美貌を持つ女性は誰がいるか、

二人とも当時41歳、素晴らしい。

ただ、松たか子さんの相手役が「男闘呼組」の前田耕陽君で、

私も当時はファンだったが、今見ると周囲に比べると気の毒になるほど演技力に差が。

それでもあの頃はまだ「男闘呼組」メンバーはジャニーズでは演技がうまい方だった。

ジャニーズの演技しない演技は一種の芸風だったかと思うほど、ひどかったからなあ。

しかしその後同じ「男闘呼組」メンバーの高橋和也は本格的な俳優になったので

やればちゃんと出来る子だったと、ファンだったおばはんはかばってみたりして。

ただ、すでに風格ある演技の松たか子ちゃんが好きになる相手としては

「あれ?」感が否めない。これが現在であれば佐藤健だとがぜん説得力が増す。

演技力はしみじみ大事。時代を超えるとよく見える。

ジャニーズの演技力の底上げをしたのは間違いなくスマップだよな、

なんて、なぜかスマップの偉大さを改めて思ったのでした。おわり。