「この・ミス」はすごい。

と、今更ながら。

ここ1年は北欧ミステリばかりを読み漁って、

「これはすごい!」と思ったものは「この・ミス」に入っている。

「この・ミスは、裏切らなーい!」と言いたくなるほど、順位付けも見事だ。

北欧ミステリを読んできた中で出色の出来とうならされたのが

「熊と踊れ」で、これは「この・ミス」の2017年度版の第1位。

続編の「兄弟の血」も読んだが、前作の傑作ぶりには及ばない。

「この・ミス」の評価もさほど高くなかったようだ。

現在、ようやく「ミレニアム」の3部作を読み終わって、

なるほど、これは人気が出る作品だとは思ったものの、

大傑作かと言えば、さて、な感じで、世界的ベストセラーではあるものの、

「この・ミス」では1位ではなかったよう、この順位付けがさすが、と思う。

読んで面白いものは大体「この・ミス」の順位内なので、

日本のミステリ読者層は厚い。

アテクシは今頃「ミレニアム」を読む遅れたおばはんなので、

今年の「この・ミス」海外部門では中国作品が3作も入っているのに

読むのは10年後ぐらいになるかも。今は「中華ミステリ」が熱い!か。

ここ3年ほどトップをとっているホロヴィッツ氏のミステリは私の好みではなく

トップをとるのは理解できるけれど面白いと思ったことはない。

書き方自体がテクニカル過ぎるのはどうなんだろうな。

と偉そうなことを書いて終わりとするのでした。今年もあと2週間。早い。