雑談。

この度、私は「ラーメン評論家」なるものが世の中で幅を利かせているのを

初めて知って驚愕したものの、考えてみれば腰が抜けるほどまずい食べ物に

当たる率は東京ではかなり高い。

ふと入ったラーメン店のあまりのまずさに「麺食い」の私が残したことがある。

ラーメンみたいなもん、どうやったらまずく作れるのかいまだ謎で、

関東はそば文化のほうが発達して、小麦文化がイマイチ、

西日本はそうめんであれ、うどんであれ、もっと言えばラーメンも

どこで食べてもそれなりの味、なれもあるだろうが、

特に都心部は、なんとなくのノリでそこそこ店が売れてしまうのか、

そこで「評論家!」が幅を利かせるのか、

上の娘いわく「ママだったらその場で叫びだしてしまうようなお店でも

東京の人は我慢して食べてたりする」「それは麺類に限ったことではない」

などとあきらめの面持ちだったりするので、人間、あんまり我慢してはいけないよ、

あの若い女の子も1年以上我慢して、我慢しかねての発言で気の毒に。

世の中、おっさんだけが我慢をしない、おっさんだから我慢が出来ない、

そういうものか。私はここが関西だったら暴動が起きると思うほど、

まずい飯屋に都内で当たったことがあって

「家庭の味が激マズだった!」の話はネットで時々上がるものの、

私には金を支払う店の食事の味が激マズであるほうがはるかに罪が重い。

ネットでは家庭の味がまずいの極端な例をはやし立て「毒〇」だ「〇ガチャ」だと

さて、次に来るのは「かわいそうな子供に募金!」活動か、と

(実際最近ネットの広告がやたら多い)察しをつけるんだが、

実際には、味覚異常が疑われるほどの激マズの家庭はそこまで多くないだろうと

発達したファミレスチェーン店やコンビニ飯の平均的味を考えると、

日本の家庭の味覚の平均は欧米よりかなり高いと思うのでした。

ふと、「多様性」は迷走する、と考えたり。

様々な地区から来ている人間が山ほど存在する都心では味覚も混乱するのかな。

とりあえず、あのラーメン評論家?フードジャーナリスト?の文章は

いろんなものをぶっこみ過ぎておいしく出来上がるはずが

素材のそれぞれのアクが異様に強く出て食えたもんじゃないに仕上がっていると

考えたのでした。それでもファンは喜ぶんだから、味覚はあてにならない。

おわり。