ニュースの続報の謎。

小田急事件の映像で大きな声で的確な指示を出していた女性は

看護師さんでまだ20代との続報が。

彼女は大けがを負わされた被害者の女性の「手を握っていただけ」と謙遜しているが

見知らぬ男にいきなり何か所も刺され死の恐怖を味わった、たった二十歳の女の子が

一人でただ血を流すしかないときに、

手を握っていてくれる同世代の女性がそばにいたことがどれほど心の慰めになったか、

事件で死亡者が出なかったのは職業倫理に動かされた彼女の活躍あってこそだろう。

この事件はけが人に命の別状はないとの報じられ方で

「加害者は弱者!」などと馬鹿げたことを言う人間がネットに存在するようだが、

被害者の小指の先が失われても、片目が見えなくなっても

「命に別状はない」とされる現実を知らないのか、

死ぬことはなくてもその後に障害を負うことは多分にあるのに傷が癒えないうちから

「加害者もかわいそう!」などと言い出す人間は

大阪で頭のおかしな男に無残に殺された女子大生に

根拠のないバッシングをしたネットのクズと同類でしかない。

小田急事件の続報はネットで散見されて私が不思議に思うのはこの手の事件では

なぜか「加害者は良い人だった!」と言い出す「知人」が突如現れることで

大阪の殺人事件でも加害者が焼身自殺しているせいか妙に同情的に語る「知人」も出て

被害者への根拠のない「騒音被害で殺された!」などのバッシングに

つながったようだが、「騒音被害」が完全に「がぜ」「デマ」とわかってから

加害者が「近所の犬や猫を殺していた」の情報が出たりして

あの突然加害者を語りだす「知人」はいったいどこから湧いて出るのか、不思議だ。

今回の事件でも妙に「同級生」が「よい人だった」と語るが

「よい人」とご近所に住んでいるのになぜ今も交流がないか、

マスコミは何故加害者を「よい人」にしたがるのか、わたしには永遠の謎だ。

そして今回の加害者の対馬悠介は「元エリートの転落!」であるかのような扱いだが

中央大学理工学部が「エリート!」であるかどうか、

私は私立の理系学部に「5年」も通わせてもらった挙句に中退とは、

ニュースの「知人」が語るほど高校時代から成績が良かったとはとても思えない。

理系学部では同じ学年を何年も続けられない規定があるので

「除籍」の前にやめたんじゃないか、

そもそも、都立大学付属高校から中央大学理工学部

成績の良い生徒が行くコースではない。

この件に関してはまた明日以降。

ところで8回目の逮捕をされたにもかかわらず「認否を留保」している

睡眠薬強姦犯の丸田憲司朗の「知人談」が全くでないのは何故か、

高校や大学の「同級生談」が出ないのは本当に不思議。

リクルートコミュニケーション勤務の人間が繰り返した性犯罪と

小田急無差別刺傷事件は女性への強烈な敵意という根の部分が同じに思う。

敵意というか、コンプレックスの裏返しか。いやはや。おわり。