なんだ、そりゃ。

世の中は「ハーバードの!」だの「スタンフォードの!!」が枕詞につくと

手放しですべてがポジティブに受け取られがちのようだが、

初歩的なことも知らずに延々とわかってない授業を聞き続けている学生が

スタンフォードには山ほどいる!にしか見えないようなツィッターまとめが

なぜか「アメリカ、素晴らしー!」になっていたりして、これ、何の前振りですかね?

「質問できる環境が学びやすさをぉ!」って、そもそも「スタンフォードで学ぶ」のは

世界中のどこの一般家庭でも到底無理なほどの授業料ですが、

それで「学びやすい環境!」と言われたところで、

初歩的なことも知らずにその場にいる学生を

「ちったぁ、自分で勉強してこんか!」と激怒する硬骨漢の教師は

アメリカには、いないんですかねと私は聞きたくなった。

「お客様は神様です、、」と、そのぼんくら学生ほど

山ほどの寄付金を大学にしているからその「無知」っぷりが称賛されるのか、

自分でちゃんと勉強して講義に挑み、もっと賢い質問ができる学生の時間を

大幅に削っていることが全く理解できていない人間が

アメリカではぁ!」と「出羽守」になっているのか、

「わーるどわいど、ぐろぉばる」のぼんくらが、ブランド大学に山ほどたむろって、

さほどでもない能力をご親族の力業で

「しゅごい!しゅぎょい!!」してくれるもんだから

本当に実力のある人間がかすむ、というか、やる気、なくなるだろ、

生まれ育ちだけは超一流のぼんくらばかりがもてはやされる世界では。

自身の勉強不足を棚に上げてショーもない質問をする学生を叱らずにいられる先生が

アメリカには山ほどいる、金の力は偉大だ、の、印象しか私にはないんだが、

ネットではとにかくひたすらに「スタンフォード、すごい!」って

私は日本の受験システムのほうがよほどまともですごいと思う。

日本にはまだ、まともに勉強してきた学生がどこの大学にでもいる。

「無知を叱られなくて済む!」とは

学究の世界で自分の能力不足より、自分の「お気持ち」だけを大事にする、

恐ろしく情けない事実から目をそらす、

もう学歴は高級ブランドバッグ扱いで良いんじゃないか、

スタンフォード‼」「ハーバード!!」だからすごい!!!の時代は

終わってるんだな、としみじみ思ったのでした。

自分の勉強不足を恥じる能力もない連中が金の力だけで学歴を手に入れる

この茶番のような世界がこれ以上進化していけるのか、時々心配になる。

あっという間にタリバンアフガニスタンを制圧する理由がそこにある。

無知でも「スタンフォードだからすっごーい!」とやる連中が多いからだよ。

はてなの話題は相変わらずショーもないな。またしばらく見るのをやめよう。おわり。