いろいろ。

朝日新聞に「産む。生まれる」と題して坂下千里子さんの2度の出産体験が綴られている。
32歳で初産時に赤ちゃんの心拍がどんどん落ちて緊急の帝王切開になったそうで
そのときどうしても帝王切開が嫌で「5時間」も「同意書にはんこは押しません」と抵抗したとか。
病院のスタッフたちの苦労が目に見えるよう(涙)トラブルになれば即訴訟だろうしね。
二人目は経膣分娩をさせてくれる東京の病院を選んだそうで、一軒目の病院は「やれやれ」と思ったんじゃないか、
バラエティー番組に時々出ているタレントさんだとしか認識してなかったので、なんとも思ってなかったが、
このインタビューでかなり好感度が下がった。「帝王切開でも私は偉い!」って、感じがなんとも。
いや、えらいんだけどね、でもそこまで「産む」に自分を貫こうとするのは、どうなのか。
朝日新聞は医療系がどうにも「あれ」だが、これはどういう意図で出したものなのか、私には「晒し上げ」に見えて困る。
ばたばたしていたので、数日ぶんの新聞を今、まとめて読んで、トランプ現象やら、セクハラ相談をめぐる掲載やら、すっきりしない記事が記憶に残る。
年のせいかしら、、
トランプ本が大慌てで出ているようだが、選挙直前に出た町山智浩さんの「さらば白人国家アメリカ」が朝日新聞読者にはお勧めかも。
町山さんはもちろんヒラリー派なんだけど、最終章あたりでは結構トランプにも好感を抱く部分があったようで、ちらりと触れている。
ヒラリーか、トランプか、と言うよりは町山さんが見た「アメリカ」が面白い。
トランプといえば、先日、学生の下の娘に「トランプ大統領」の話をすると、
「部活の友達でいつもいるグループ内にこのニュースを聞いてなぜか追い詰められた友達がいて、
「ぼくらには荷が重過ぎる問題だ!今は課題をしっかりやろう!」といっておいた、って聞いた」
年がら年中大学の図書館で勉強しているらしいわが娘は「アメリカで選挙なんてあったっけ」と、
「ぺんぱいなっぽーあっぽーぺん」は誰よりも早く知っていたくせに、この世界の大ニュースは知らなかったという、すみませんねえ、親の教育が悪くて。
下の子は経済学部の友達に啓発されて、なぜか会計の勉強をしている。
「果てしない工学部の勉強に疲れた、なんとなく生活に役に立ちそうな会計の勉強は気が楽」だそうで、理系の勉強はだんだんと心が折れて行くよう。
何をやってるんだろうかね?
上の娘は忙しいらしく、用があったときばたばたと話したが、米国大統領選の話はしなかった。
今度電話したとき覚えていたら、聞いてみよう。なんにせよ、二人とも見事なまでに「ノンポリ」なので特に感想はなさそう。
私も「自分の仕事」をしよう。