はてな・思い出話。

8年前と言えばはてながまだ金金しくなかった頃か。

金金しくなくてもあちらこちらで無駄に血みどろの戦いがあったようで、

今と変わらずのどかでお上品なアテクシは知らないことが多いわぁ、ほほ、

などと、なんかあったような気もするが、都合の悪いことは忘れる人間なのでな。

久々に懐かしい人の名前を見かけて、まだその方もご活躍中で、

そういえばこの方がはてなで「かわいそう、で人は集まる」

「炎上は(ある程度)金になる」を体現した人であったな。

あまりに痛々しくて途中から見てよいのか、なんなのかわからなかったので、

多分、あんまり見なかったんじゃないかなあ、騒ぎがあったのね、しか知らんわ。

少なくともこの人の「かわいそう」ぶりは本物であったらしいのに

今でも私はほろりとなる。殺伐とした寂寥感に満ちた人であるな。

この方と関連して、私がお気の毒で覚えているのは端正な文章をつづる

何やらあっという間にシングルファーザーになった方で

どうされているのかとうろ覚えのIDで検索すると日記の更新はされていないようだが

ツィッターはされているようで、家族が増えたりしてお幸せそうで良きかな。

私もろくでなしばかり見てないで、ちゃんとした人のところもチェックしないとな。

はてなが金金しくなったのは秒速氏が抜けてはてなを叩き売りに出し始めた

2014~5年くらいからで、

そこから怪しげな「外資!」「コンサルタント!」「就活!」「婚活!」だのが

わざとらしい炎上広告をし始めてそこからはてながかつて持っていた奇妙な豊かさが

消えてしまった、なんでも「金」にかえる連中がたむろっているのでは

うっかりしたことを書いたりできない。

「炎上」が錬金術になるのは大昔からあった手法であるが

こうも可視化されるとうんざりさせられる。私も年をとったということか。

しかし5~6年前までは知らなかったことが今ではそこそこわかるようになって、

それもこれも賢い娘たちがそれぞれちゃんと働いているおかげだ。

特に都心で働く上の娘は都内に無数に存在するネット系の阿呆のやり口を

驚くほど熟知してあれこれ教えてくれる。

つまらないことに金を支払いたくなければショーもない連中で集まって

大口叩いて見せるのは「嘘」だと暴かないといけないのだろう、

手間のかかる仕事であることよ、、、(涙)

上の娘は本物の「丸の内(で働く)OL」だが

「バリキャリ」なんて呼ぼうものならすさまじく叱られる。

「それは仕事のできない馬鹿がネットで自称する言葉でしかありません!」だそうで

「リケジョ」同様、ほんっっっっとーに「本物」からは忌み嫌われる言葉なので

ネットで大喜びして使っていた連中は現実世界ではどうしようもなく痛い存在で、

そういう点でネットは今も昔も変わらないな、と思うのでした。

8年前はパヤパヤした高校生、大学生だった娘たちは現在小金持ちの社会人となって

最近は新幹線に乗って遊びに行く荒業をやっているので母ちゃん、寂しい。

8年って大きいね。おわり。