海外ドラマメモ 「女医フォスター」1・2

ミステリーチャンネルで以前放映していたのを「ユーネクスト」で見た。

「キリング・イブ」のジョディ・カマーの出演作で、ジョディはこのころから魅力的。

しかし、主人公はかなりいけ好かない人格で1・2を続けて流し見したが、

ひょっとして製作者は女性医師に何らかの恨みでも抱いているのではないか、

と疑うほど主人公に感情移入ができない。

主人公の職業が医師でなければトンデモカップルのトンデモ破綻話にしか見えない。

それなりの社会階級にある前提でなければ見る人はいないんじゃないか、と思うほど

話の運びが酷い。それでもまだ「1」のほうはうまくまとまっていると思う。

要は、その後を続ける必要があったかで、「1」で終わればそこそこのドラマ、

「様々な夫婦の形」を描いていると好意的に見られないこともない。

何の咎もない息子を巻き込んででも自身の「意志」を貫こうとする以外は。

お勧めしないのでネタバレをするが、

見栄っ張りで仕事のできない旦那が、医師である妻の収入に頼りきりの上に

彼女の資産を使い込んで事業は破綻寸前、おまけに2年も若い女と浮気して

気が付いた妻にあくまでうそを貫こうとする。

また、浮気相手の父親を使って、妻の職と評判まで奪おうと画策する。

どう見てもろくでなしをなぜ二人の女が取り合うか、ここが全く分からない。

周囲は穏便にことを収めようとする(?)のも理解できない。

子供のころからろくでなしだった男が有能な医師の妻を地元に連れて帰ったことで

「錦を飾った」と受け入れて、その妻に親切にしつつなぜか昔のよしみで

浮気しているろくでなし夫のほうに味方する。

「ろくでなしは結局ろくでなし」と思うなら何も知らずに新しい環境に溶け込んだ

妻の味方をすればよいのに、それをする人がほとんどいない。

夫への不信から始まって安泰と思われていた日常を取り囲む人間にも不信を募らせ

妻は大変かわいそうなんだけれども、やることが暴走気味で「何でそうなる?」と、

この傾向は第2シーズンでより拍車がかかって、

「なぜ、わざわざくそな元夫とかかわる?」と、突っ込みどころ満載。

無駄に中年のお色気シーンも「サービス」なのかあったりして、

しかし、これを「お色気」とみるのか、

私はグロを無理やり見せられた感で気分が悪くなった。

ドラマ内で唯一まともな息子も親の行動を見せつけられた結果、

立派に問題行動を起こし、この環境でぐれないほうがおかしいので、

賢く育っていると思ってよいだろう。

離婚に至るまでさんざんだったんだから、妻は「接近禁止命令」をとって

「慰謝料」をがっつりもらったとばかり思ったのに、そうではなかったりして。

とにかく、「何でそーなる?」満載過ぎて、

唯一の救いは最後に二人の大事な息子が行方をくらますことだけだった。

こうも変質者夫婦の間に生まれたにしては、反応が普通だわ。

息子ちゃんに「グッジョブ!」と親指を立ててあげたい気持ちになったのでした。

お勧めしない、中年異常性欲ドラマ。突っ込みまくりたい人には良いのかも。

私は時間を無駄にしたと思っている。

この怒りはネットフリックスの「プリジャートン家」を血祭りのあげることで

納めることにしよう。

評判になっている「プリジャートン家」をマイダーリンにねだられて

昨夜1話だけ見たが感想は「、、、、」であった。

血祭りはいつになるかは未定。お嬢様がかえるので。おほほ。おわり。