ドラマ感想・ミステリーチャンネル「人形は指をさす」

結論からはっきり言って、星は、無し!

全6話分、見た時間を返せ!と言うほど出来が悪い。

「あの「キリング・イブ」のスタッフが!」との触れ込みだったので

期待してみたのが悪かったのか、

途中でブちぎれて「こいつらみんな早く殺せ!」とまで思ってしまったわ、

もうびっっっっっ(エンドレス)くりするほど、警察の出来が悪い。

そもそも、最初に6人もの人間が惨殺されているというのに、

事件に充てられた警察官は5人程度。そこがまず「ありえない!」けど

まあ、我慢しよう、多分、英国警察も予算不足で人員不足なんだろう。

しかし、この中のスタッフでかつ主人公が精神病経歴のある暴力警官。

冒頭に、猟奇連続殺人を行ったろくでなし犯を手続きのミスで無罪にしてしまう、

この殺人犯はまた殺人をやらかしてやはり捕まるんだけれども、

それならまた人を殺す前にどうにかする手立てはなかったのか、

主人公が心を病んでいる以上に頭が悪く周囲の警察官も準じるように異様に頭が悪い。

英国警察の人材不足に泣けるほどだ。

事件は警察があまりにアホ過ぎて次々上手くいくとしか思えず、

見ていて途中で、犯人はこのあほな警察連中全員をぶっ殺したほうが

世のため、人のためではないか、と思ってしまった。

また猟奇殺人が多すぎてここまで英国で人がばらばらにされたり拷問されて

殺されているものか、それも複数犯に、と

ひょっとして原作が悪いんではないか?と思ったのでアマゾン評を読むと

案の定、「なんじゃーこら!」の感想もあり、納得。

俳優さんたちは熱演しているし、映像も美しい。

でもそれだけで、物語は途中でくそのようにショーもない痴話げんかが挟まったりして

お前ら、物事の優先順位をつけるって概念は持っているか?

さかってないでちゃんと警備しろ!と言って聞かせたくなる。

「あの「キリング・イブ」のスタッフが!」って、

単に映像技術者や大道具製作が「同じ」ってだけではないか、

このドラマで見るべき点は背景となる家や部屋の「インテリア」だけではないか、

途中で出てくる変態判事のおうちのカーテン柄は超魅力的だったわ、

それくらいしかほめる点がないわっ!ってなくらいひどい出来のドラマ。

私はこれならまだ「ブリジャードン家」を見たほうがましだった、、などと

うらぶれてしまった、途中でいやになっても最後まで見たのは

ぼろくそ罵るためだけに終わらせよう、と決意したため。

あー、主人公の脇の女性黒人警察官の着こなしは「キリング・イブ」っぽく

スタイリッシュだったわ、そのくらいか。

ミステリチャンネルは「ロンドン、追うもの追われるもの」の第2シーズンが

向こうの放映の都合で延期になったり、

プーチンのプライドのためだけの戦争が始まったせいで放映が無期延期になった

「貴公子探偵ニコライ」シーズン2など、買いつけに失敗があるせいか

見る目を失っているのではないか、ホンマ、しみじみ見てて腹が立ったドラマは

久しぶりであった。とにかく「見る価値なし!」の焼き印をここに押しておく。

インテリアを楽しむなら、猟奇殺人は背景として流してください。

出演者はその後の作品に影響が出るかと心配されるほど

阿保っぽい行動しかしないろくでなしばかりでした。怒りとともに、おわり。