雑談。

「就活・転職アドバイス!」「社畜!!」「激務!!!」「バリキャリ!!!!」

といいたがる某外資系就活云々サービス関係のツィッター群を眺めていると、

「ゆるふわ仕事」だの「ゆるふわキャリア」なんて言葉が出てくるが、

仕事で「ゆるふわ」なんてものがあったかな?と不思議に思う。

どの職種であってもラクと思われるものは、私の知る限りなさそうだ。

この手のツイッターが言いがちなのは「一般職・バックオフィス・秘書職」は

「昔はバリキャリで激務の社畜だった私がぁ~・結婚してぇー・

ゆるきゃりにちぇんじー」と判で押したように書いてあるんだが、

私の知る限り「一般職・バックオフィス・秘書職」がゆるい印象はない。

「ゆるくない仕事でも優秀な私にとってはゆるいんです!きりっ!!」

ってことなんだろうが、ツィートを見る限り、そんなに優秀ではなさそうなんだよな。

ネットで男性が「コンサル!」女性が「マーケター!」といえば、

どちらも同じ「営業職」だと私にもよくわかるが、

営業が向いている人は、事務系の仕事に向いてない。

と言うか、出来ない。事務仕事向きの人が営業の仕事に向かないように。

どんな仕事でも向き不向きがあり、誰にでも出来る仕事なんてのは

本当のところ、あるものではない。

と言うか、一見誰にでも出来そうでも出来、不出来はやはり、出る。

話を戻すが、どんな仕事でも「ゆるふわ」なんてものはなく、

つまりはある種の人間は特定の職種を貶めるためだけに

「ゆるふわ」と言いがちなんだろう。

職種に上下を持ち出しがちな人間が少なからずいるのは何故なのか、

私は学歴差別をしがちな人間ではあるが、

それでも今や「大学の名前を買っただけ」が世界レベルで存在することを知ると

学歴ですらあてにならないこの社会で、職種を差別することに意味があるのか。

「営業こそが!仕事の頂点!!」と言って

すぐ辞める人間が多い職種の募集をしているのか。

なんにしても、職種に上下を持ち出したり

自分もその職種についている称しその仕事を「ゆるふわ」と呼んで

さりげなく貶めたりする差別心はなんのために存在するのか、

私に理解できる日は来るのか、

上の娘は「げきむぅ」「しゃちくぅ」「ばりきゃり」なる言葉を

昔からこよなく嫌っているが本当にそれは正しいな、と、

「ゆるふわキャリア」同様、頭の良い人間が使う言葉ではないな。

「ゆるふわ」なあ、、、蔑視語としてのその用法はやはりネットなんだろうな。

どれほどネットが革新的に差別撲滅を目指したところで、

この手のデマ的言説がはびこるようでは、社会は変わりそうにないな。おわり。