日常記録。

うつ病九段」原作 先崎学 漫画 河井克夫

私は棋士としてより作家として名前を認識している先崎学氏のうつ病闘病記を

ガロ出身の俳優兼漫画家の河井克夫氏が漫画化。

河井氏の絵が可愛くてつい読んでしまった。

私にとっては「とりみき」っぽい絵に見える。 

ウツウツとした状態がシンプルな影でよく現されている。

塗りつぶしたコマの中で目だけがある手法はガロっぽい。

最初はあまりにウツウツしているので今の時期読むのが辛かったが、

読み進めていくと淡々と回復の手順を説明してくれるので希望が持てる。

先崎氏のお兄様は有名な精神科医で、ご兄弟で優秀であるよう。

うつ病理解の良書。

マイダーリンがとうとうネットフリックスに入って早速「クレイジーリッチ」を見た。

話題作らしく華やかな映像は今の時期、癒される。

お話自体は古典的なラブストーリーでお気楽に見えるので良い。

主人公の女性がアジア人の目から見るとビミョーな美人で、

石原さとみちゃんをやや素人化させたような感じなんだけど、

海外のアジア人に受けるものかね。

主人公のお相手の「王子様」は私には筋肉マンのお笑い芸人に見えて困った。

世界各国に散らばる華僑たちのネットワークは今でもすごいんだろう、

原作を読んでみたくなった。

そういえば下の娘に聞いた話では欧米に留学するほどの金がない

でも裕福で、あまり優秀ではない中国人が日本の旧帝大の大学院に

よくメールを送ってくるそうで、アジアではいまだ日本の国立大学

工学部にはネームバリューがあるらしく籍だけ置きたがる。

しかし娘の研究室ではそういう名前貸しはしないので、

ことごとく難しい試験問題を送りつける。

そうするとなしのつぶてだそう。

どうも日本は海外からのなんちゃって学生に甘い研究室があるらしく

問題になっているらしい。

一時期東大の客員準教授だったかがはてなで騒いでいたのもそのネタかと

一瞬思ったが、どうなんだろう。よく見なかったので、知らん。

娘の研究室ではごくごくまれに先生の試験をクリアする本物の学生が現われ

そういう人材には大きく胸を開いて受け入れる。

娘曰くそういう学生は「むちゃくちゃ優秀」。

精華大学で学位をとった人でおそらく次はアメリカに行くだろうと、

そういう中国人がいるので、日本はなかなか勝てないよな、

と、娘の話を聞いて思ったのでした。

おわり。