増税問題が華やかで「今日は内定式!」のニュースがほとんどなかったな。
その代わりに「もう内定式は古い!」なんて記事が出たりして、わはは。
おそらく「内定式」をしなかった企業は浮いた費用を税金に当てるんだよ。
採用数の多い企業は内定式だってかなりの金がかかるだろう。
その金が「惜しい!」と言えば、業績が危ぶまれる。
「内定式なんていまどき古い!」とマスコミに金を握らせて書かせる方が
安く済むし、他の業績の安定している企業は「古い体質!」とできるだろう。
でも節目節目に金を出せない企業が社員を大切に出来るとは思えないけどな。
グレードが落とせないなら、いっそやめる、の判断はえらいかもしれないし、
丁度消費増税の時期を狙ったのも賢いかもしれない。
でもほかを「古い!」と決め付けてしまうそのやり方は感心しない。
まあ、マスコミは金をもらえばどうとでも書く、の良い例と言うことで。
とは言うものの、現在、国際学会を控えたうちの娘は内定式には
行きたがらなかった。
あまりに忙しすぎて自分を見失いかけていて、
ちょっと気分転換してきなさいと送り出した。それでよかったよう。
「就活、お手伝いします!」「私の内定先は内定式をしない最先端企業です!」
のいわゆるツィッターの就活アカウントと違って
娘の内定先の学生の「内定式、いぇー!」なんてツィートはなくてほっとした。
そもそも娘の内定先の学生をネット上で見かけたことがない。
理系のある分野のトップ企業であるものの、そのあたりはしっかりしている。
ツィッターで「内定式です!」なんてやってるところは、
「どこ?」みたいなベンチャーばかりだったな。
まともな学生はツィッターなんてしないものよ。
ここ数年、ネットのいわゆる「就活アカウント」を見張っていたが
結局、わが子たちに役に立つことは全くなかった。
むしろデマをばら撒く装置であることはよくわかった。
私はずっと「@20卒」なんてアカウントが何故「就活、お手伝いします!」
とやるのかずっと不思議だったが、その理由が多少わかったのでそのうち書く。
赤の他人を金に換えるのにためらいのない人間は
昔から「マルチ商法!」によくいたが、
締め付けが厳しくなったので就活系に姿をかえている、と思ってよいのかな。
いつか金脈にあたるかも、でジミジミやるのはある意味涙ぐましいが、
もっと別な努力に変えたほうがよほど社会の役に立つだろうと私は思う。
おわり。