先日、打ち切りになった(らしい)「悪魔を憐れむ歌」(梶本レイカ作)を
確かミステリだった、とまとめて読んで、まあ、打ち切りになるわな、の感想。
エログロなのか、お耽美なのか、ミステリなのか、オカルトなのか、ホラーなのか、
テーマをどれか二つくらいに抑えておけば、良かったんじゃないかな、と、
「グロい」は、現在人気作の「ゴールデンカムイ」だって相当グロいが、
それなりに受け入れられている。たぶん「エロ」も。
「貴腐人」世代である私は実はBLとは相性が悪くて、
どれも面白いと思って読んだことはないものの、
筋だけ追って面白い、と感じることもある。
しかしこの作品は、絵も繊細で上手に思うが、
エロもグロも無駄に書き加えている感があって、なんとも残念。
オカルト風味のミステリとすればそこそこになるはずが、
ミステリ風味のオカルトに持っていこうとしたりして、
そこに過去の因縁やらなんやら、ぶっこみ過ぎて、崩壊したって感じ。
たためない風呂敷は広げちゃいかんよ、とだけ。
おばはんは、未消化のミステリにはすぐ腹を立てるたちなのでな。
最近読んだマンガで面白いと思っているのは、「お仕事」マンガ。
これは私のコンプレックスの裏返しか。
女子警察官ものの「ハコヅメ」と、
マイダーリンは「絵が下手」と嫌う「正直不動産」を面白く読んでいる。
「正直不動産」は不動産探しで色々痛い目を見た私には非常に勉強になる。
確かに絵は馬鹿っぽいが。
書いておかないと忘れるので、とりあえず、ここまで。