お嬢たちのお言葉。

下のお嬢と一緒に素敵ネット人物を見ているとき、

「この人、顔盛ってんなあ」と笑って、

なるほど、キラキラお嬢さんたちの顔が妙に同じようなのは、

加工が同じであるからか、って、前にも聞いたな。

娘曰く

「こういうのは加工の技術を競ってるんだから、

それをもっときちんと見てあげなくちゃダメ」と、

そうかなあ。理想の自分を見て欲しいんじゃないかな。

お嬢がちゃちゃっとわたしの顔を加工してものすごい美女にしてくれて

いやはや、こうもうまくできるんなら、やってしまうわな、

あまりに上手だったんで、ついどこかに公開したくなったわ。

どこにもいない私を公開するって、危険な兆候。

ちなみに娘に自分はしないの?と聞くと、すまして

「わたしの顔に欠点はないので加工は必要ないの」と、確かに。

「顔をいじる」とは、心理的な何かが関係するのかもしれないな。

一方、上の娘が以前預かった仕事が全く出来ない後輩の話で

「ママは、前に誰かのことを「出来るのは「出来ません」だけか!」って言ってたけど

世の中には、それすら出来ない人がいるからね」と、

その後輩ちゃんは「出来ない」すらも「言えない」、

どん詰まりになって全く出来ていないことが他人から発見されることを

なんどもやらかして、「出来ません」も言えない、と娘に見放された。

あまりにはしにも棒にもかからないので娘は一度メンタルをやられかけ、

娘の強靭な精神を崩壊させかけたことで、

娘の友達からは「大型新人」と称されたとか。

その「大型新人」は隠しようのない「コネ」採用で、

「コネ」自体は別に珍しいことではないが、

ここまで仕事が出来ない人間は初めてで、

娘は以前も「コネ」インターン生を何名も預かりしつけてきている。

「今にして思えば、あの子たちはよい子たちだった、ちゃんと言えば出来たもの」

「世の中には「言っても出来ない」人がいて、

自分が出来るかできないか、すらわからない人もいる。」

「これがいわゆる「発達障害」か、と思うんだけど」と、

それでも全然平気で元気に会社にはやってくる、

このメンタルの強靭さには学ぶところがあるなあ、と、

他の仕事があるので教育係をかわってもらった娘はやっとそんな余裕が出来たよう。

そして今もその「大型新人」は「仕事が全く出来ないぶり」で驀進中、

先日も、上の娘より遥かにベテランの教育係に悲鳴を上げさせて

その後始末を手伝ったとか。

「すごいのが、みんながその「出来てない」の後始末をしているときに

定時で帰ろうとしたこと、「何で帰るの!」と言ったら、

「もう私の仕事じゃないから」と

「あんた、「仕事」なんて全然したことないでしょー!」

とその場の全員がいっせいにつっこんだとか。

そこまで追い詰められても、平気でいられるのは何故なのか、

私にもわからんなあ、つい「その子、美人?」と聞いてしまったわ、

娘曰く「全然」だそうで、今度写真を見せてもらう予定。

強力コネの中途採用、でも、仕事は出来ない。出来ないも言えない。

いろんな人がいるもんだ。