ネット雑記。

寝込んでいるときに東大入学式の祝辞が話題になって、

いやー世の中「フェミ!」と言うだけで飯が何杯も食えそうな人がいて

上野先生は偉いな、と感心したのでした。

たぶん「フェミ」を叩けばものすごく儲かるんだろう。

だからいつまでもしつこくやり続ける。

どれほどめちゃくちゃな論を展開しても「フェミをたたいている!」だけで

すべてが正義に変わるという、この点で「フェミ」はパワーワードなんだろう。

以前、あまりにフェミたたきがひどかったとき、ダイアリーでアホかいな、

とつぶやいたら、時々ホットエントリでタイトルだけ見かける、

「朝が来るまで何万回でも念仏を唱える」らしい、

私とはとんと相性の悪そうな、ついでに言えば頭の悪そうなブログタイトルの人間に

ねちねち書かれてまあ、トラックバックを送ってこないだけ、ましなんだろうが、

こいつ、こんなラブリーなタイトルなのにどうやら男らしい、てのに驚いた。

私もかなりジェンダー感覚に問題があるな、と反省したものの、

この書き手はそれとなく言及してなんとなく自分を頭がよさそうに

見せかけたいようだが、その「それとなく」や「なんとなく」にこだわりすぎて、

結局、特に何も言ってないという、

自身の無内容ぶりにはさっぱり気がつかない点において

恐ろしく頭が悪いのが際立ちすぎて、私なんぞは涙が出る。

意見ははっきりと書いたほうがいっそ潔さで合格点がもらえるよ、とアドバイス

馬鹿は隠せば隠すほど、隠し切れないものなのだよ、ならいっそ正直に開示しろ、

と私は思うが、朝まで何万回念仏を唱えても、賢くはならなさそうだよな、

上野先生に関して、このフェミ嫌いがまたぶつぶつつぶやいていたらしいのを

ブコメだけで確認して、

フェミを叩いても、あまり頭がよくなるわけではないんだろう、と思ったのでした。

「祝辞にふさわしくない!」そうだが、上野氏はもう名誉教授で現役引退、

いわば既に「レジェンド」の領域に入った人が何を言っても

「わぁ、まだいるんだ、この人!」と思うのが

いまどきの学生と親の正しい感覚じゃないかな、

私は不届きにも上の娘の入学式には行ってないので、なんともいえないが、

下の娘の入学式の祝辞なんて、あったっけ、レベルだったりして、

だから上野先生を選んだ東大はなかなかよく考えたもんだと思ったのでした。

話題になる、ってすごいんだよな、そして有象無象の飯の種にもなる、

やはり上野先生は不世出の人材だろう、たいしたもんざんす。おわり。