昨日、じっくりと新１年生を担任する高校教諭が我が子の入学式を優先した記事のブコメを読んでいて
ワー、こんなに被害者たたきが好きな人がいるんだな、と感心した。
この場合、被害者は入学式に担任がいなかった新１年生なんだよね、それがわからない人間がこんなにいようとは。
「小学生じゃないんだから先生はいなくても」と書く人がいたが、「小学生」じゃないんだから、必要ないのは「保護者」の方なんだよね、
私は入学式に出席してきたが、基本的に親は行く必要はないんだわ、義務教育と違って。
地元公立で育つ子にとって、高校入学とは、初めての「試験」という難関をくぐり抜け、大人になる第１歩を踏み出す、
その入学式に必要なのは、「メンター」としての「担任教師」の方なのだよね、
それが「いなかった」というのはかなり「がっかり」入学式なのがわからない人が「正義の正論」を振り回している、
全くなんとはてなはアホなのか。
これは、「担任なんかいてもいなくても一緒でしょ？」と入学式にちゃんといる担任教師の方を馬鹿にしているのだよ、
何が一番必要で、大切なのか、それがわからない人が感情論だけで動いている。
そんなに教師のやっていることのほうが「正しい」と信じられる根拠が知りたいわ、
多分この教師が「いじめはない」といえば信じるタイプの人ばかりなのかもね。
なんにしても一番責めるべきは学校の対応で、昨日も書いたが、なぜ、新１年生を子供に持つ教師を新１年生の担任にしたのか、それが知りたいわ。
ま、先生の中には何かと理由をつけてクラス担任を逃げ回る人がいるのだよね、クラス担任は面倒だから。
もちろん、そういう人に無理に担任をやってもらっても被害者は子供たちで、こちらは大迷惑なんだけど、
無理にでもやってもらわないと、ほかの「まとも」な先生の負担が大きくなる。
多分、先生は言わないだろうが、仕事をしない同僚の負担は相当重いんじゃないか、かばい合いもほどほどにしたほうがいいんじゃないのかな。
学校に配慮を受けなかった先生には「問題あり」ってのは結構な常識なんで、
子供に担任がいなかった保護者を鬼の首でもとったように叩くのは被害者たたきだってのがわかる人は、、、はてなにはいないんだろうな。
誰が一番に被害者か、それは教師ではなく、そういう教師を１年間担任に持つクラスの子供たち、
この教師の子供の担任が同じことをしたとして、それを許すタイプの教師だと私は思わなかったな、
何が何でも子供の入学式を優先する母親がそんなことを許すとは考えられないものね。
わかっていない人は正論に飛びつきたがるのにはほんまにいやはや。
追記
今、あんまり馬鹿なはてなブログを見たんで、ついでに書いておく。
「入学式に親が来ない生徒はやばい」とは！
何やらもっともらしくいかにも識者ぶった知識をひけらかしているブログだが
入学式に親がついていかないと手続き関係が困る、って、入学式前に「新入生招集」があることをなぜこの人が書かないんだろう。
その時に手続き関係の書類を渡されて、入学式では、それを子供が先生に出すだけだというのに、それは完全「スルー」とは！
「新入生招集」には親子で出席が確かに常識だが（それでも都合のつかない親の子はひとりでちゃんと来る、決して「やばい」家庭の子ではない！）
高校の入学式に来ない保護者はそれほど少なくはないというのに、こういう知ったかぶりのいかにももっともらしいネット情報がひとり歩きして公立教育がダメになるんだよね、
誰なのこいつ、
新入生招集が春休中にあるのを全く知らないか、書かないかする、
「入学式に来ない親の子供はやばい」とかデマ流してんの。
日本の公立教育ってこういうデマ流すやつにここ２０年間、むちゃくちゃにされてきたのにね。ホンマに腹が立つわ。
