読書記録。

桜玉吉先生の「伊豆漫玉ブルース」、

はて、玉吉先生は何故伊豆に移られたのか、

よる年波でさっぱり忘れる、作者とともに読者も年をとる。(涙)

でも、長く暮していた(?)ネットカフェでは

「匂い」に耐えられなかった、と書いていたのは覚えている。

確かに閉鎖空間での匂い問題は耐え難い。

先日、うっかりまるでLCCのような飛行機に乗って

隣のデブのにおいが耐えがたかったおばはんが玉吉先生を思い出した。

某J○Lなんだが、なんでか子会社使用になっていた。

地方から地方って、厳しいのね、、

さて、玉吉先生はしょっぱなから楽しませてくれる。

お住まいのところでは人間に出会うまでに山のような動物にあう。

それはそれは本物のエコな生活をされていて

虫に悩まされ、動物に脅かされ、それを笑いに変えるなど、

なんと才能にあふれていられることか。

マイダーリンはこれを読むとそっと涙するようだが、

私はげらげら笑えて仕方がない。

他人の苦労はお笑い消費、と言う情け容赦なさがおばはんであるゆえん。

で。次はおばはんの話。

桜玉吉先生のような繊細な中爺さんではなく、

ダブルでザ・おばはん、東村アキコ林真理子

「ハイパーミディ 中島ハルコ」

これは組み合わせがとても良いんじゃないか、

ダブルでおばはん具合が大変良かった。

女は年をとると元気になる、何故かはわからないが。

たぶん、私世代ぐらいまでは他人の面倒をみる生活をしてきて、

それを全部終わらせてあとは自分の後始末だけ、となると、

達観して明るくなれるんじゃないか。

それはともかく、この漫画は他人の人生相談を

おばはんが身勝手に斬って捨てるもので、

それが正しいかどうかはわからないが、気晴らしにはなるわな。

個人的には、新興ベンチャー社長が愛人に振り回されているのを

斬って捨てた理由がパーティーで出された料理が不味かったから、

ってのが一番リアルで笑えた。

食べ物の恨みはやはり怖い。うむ、と言うことでした。終わり。