「加害者だってかわいそう!」?

「母親が宗教にはまって大学に行けなくなったからかわいそう!」などと

お決まりの言説がはてなでじんわり湧いているけれど、

同志社の工学部は微妙な学歴なので行かなかった、或いは中退した、で

そこまで可哀そうには思わないのが現実ではないか。

世の中は私以上に偏差値脳のようで、それも「似非」偏差値脳であるのを

しみじみブコメを見ていると感じる。

公立進学校に通っていれば進路指導の先生は理系の生徒に私立理系より

ネットで「駅弁」と馬鹿にされても地方の国立理系を勧める程度にまともで、

同志社・工学部」は確かに私立ではそこそこであっても

正直な話、同志社自体が文系大学なので、少なくとも家が安定した工場を持って

将来はそこを継ぐ程度に裕福な家庭のご子弟以外、行ってはいけないところだと、

奈良に住んでいれば知っていてもおかしくない気がするんで

「親が宗教にはまって金がなくて!」が本当か、

理系は奨学金が今の40代の大学時代でもそこそこあったはずなので

入ったは良いが留年が決定したとか、

中退は「お金がなかった!」だけが理由ではないと推測している。

この「同志社大学工学部」で思い出したのが、昨年小田急線で若い女子大生を襲った

中央大学理工学部中退」の男で、この学歴の微妙さと言うか、中途半端さと言うか、

「実を取らずに名前だけ取る」傾向が既に人生が詰んでしまう要素が見えてしまう、

世間では「中央大学!」「同志社!」と言うだけでそれなりに見るけれど、

相当なお金持ちでなければ私立の理系に入ってはいけない、がわかっていない、

それでも頑張って卒業すればそれなりになれるのに、それもしない、

その点で、私は「かわいそう!」ではなく、自業自得としか思えない。

金がなくて理工系で生きていこうと思えば高専と言う道が日本にはあるんだけれども

恐らく高専に受かるほどの力もない、プライドだけ高い妙なお坊ちゃん育ちの人間が

拗らせまくって「俺ってかわいそう!」に走る、その挙句にむやみに他人を傷つける

これはまたネットで「加害者だってかわいそうなんです!」とやるせいではないか、

親が宗教にはまった子供はそれなりにいるだろうが、他人を傷つけてよい理由には

ならない現実もネットにちゃんと書いておけ!とおばはんは腹を立てるのであった。

本人も母親同様新興宗教にはまっていたとの情報もあるので

少なくとも全くの孤独ではなかったのでは、感が私にはあるな。

「かわいそうな孤独で本当は優秀な男が社会のせいで犯行に走った!」の

手あかのついた「いかにも」なものがたりであるものの現実的ではないのに

いい加減ネットは気がつくべきではないか、

元総理経験者としては惨めな死に方であった被害者やその場にいた警察関係者の方が

よほど「かわいそう!」と思うおばはんであった。

どれだけお友達関係が「アレ」でも手製の銃でいきなり殺されるのは

やはり気の毒と私は思う。

いいかげん、ネットはおかしな言説を垂れ流すのはやめるべき。おわり。