福岡雑記。

忘れないうちに短くメモ。
福岡市内で驚かされたのが、警察官のすぐそばで結構派手目に騒いでいるのに、
警官が知らん振りをかましているのをもう2度も見かけたこと。
「派手目に騒ぐ」とは、この場合「喧嘩沙汰」を意味する。
天神の人混みでも、博多駅前の広場でも喧嘩を見かけて、雑踏に警官も混じっているのに、見て見ぬふりをしている。
おい、こら、見えてるだろ!と声をかけたくなったが、仕事はしない、が信条であればおばはんが声をかけても無駄だろう。
博多の駅前で見かけたのは中国人グループ同士が大声で罵り合って、あっという間に手が出ていた。
これは日本人ではなかなかないことだなあ、とおばはん、感心。
あまりすばらしい場所で生まれ育ったわけではない私は、日本人同士の喧嘩の場合、声を出して罵り合っている場合は、
案外手がなかなかでない、を知っている。
「オラオラ」だけで終わってしまう場合が多かったりして、「まあまあ」と誰かが止めてくれるのを待っているのだよな、
その呼吸をよく知っているオッサンが「兄ちゃん、そのへんにしとけや」と声をかけて終わったりして、
日本人の暴力は声もかけずにいきなりやると言う場合が多い、前フリがないのは「卑怯」かも。
それはともかく、中国人は大声で罵りあった挙句に手がちゃんとでる、ある意味様式的に正しいな、なんて思いつつ、
その喧嘩が広がりつつあって初めて、警官が走り始めたよ、応援を呼ぶのに。
そうなる前に止めんかね?巻き込まれたらいやなので、さっさとその場をわたしも立ち去ったが、
割と福岡の人は平気で喧嘩をみてるなと思った。野次馬と言うほどでもないが、「またか」的な雰囲気がひんやり。
大陸が近いのだな、とおばはんは思った。
福岡雑記、続く。