ふと思ったこと。

ネットに限らず、弱者に甘い人ほど、弱者とはかかわりのない生活をしているもので。
もっと言えば、弱者に居場所を与えることのない人ほど「居場所を!」などと言ってみたりする。
あるいは弱者を使って自分を押し上げる人とかね。
私はよく日比谷の派遣村のことをネットのある種の記事を読むと思い出す。
あれ以降、弱者っていなくなったことになってますかね?
そんなことはない、いわゆる「社会的弱者」を使って身を立てようとしている人があそこまで成功してないってだけのことで、
今でも「私は社会的弱者!」と自称する人がホットエントリ入りしたりして、
あの猫アイコンの人は私は元外資系の人だと信じて疑ってないんだが、どうなんだろう?
ハゲ古参が元○ピ職氏と同じ人間かどうか、が話題にちらりと上がっているが、
確かかの人は連載をいくつか持っているので、
今は関係者が「中の人」のピンチヒッターを探すので大わらわになっているのかもしれない。
故に、本当に「中の人」が同じでも、私たちにはわからない、隠されてしまえば、それまでだ。
ネットの一番困ったことは、真実が見えない、と言うか、真実なんかない、と言う点で、
それをよく知っているものがネットの強者になれる。
見たまんま、書いたまんまの人なんてほとんど存在しない。
たまに「まんま」の人がいたとしたら、今回の加害者のような「あたり」なわけで、
明らかに自分を偽っていないこの点でだけ、私は加害者にほろりとさせられる。
彼は明らかに自分がおかしな人間であるのを隠していなかったし、敵意や殺意も本物だった。
なんと浅はかにこのくだらない世界でそれよりさらにくだらない「本物」を見せびらかしたのか、
ネットにおいても、現実社会においても、実は「本物」なんかに意味はない。
それがわからない点で、加害者を哀れには思う、しかしそこまでだ。
「これでネットが変わる!」とはてなで騒ぐ人が多いが、それを主張して自分に利を引き寄せようとする面子ばかりで笑える。
いやはや、はてなは相変わらず、今後も変わることはない。
弱者を利用して、人目を引いて、金集め、
今後も何とか人の不安を煽ってこの事件を種に楽しい人生を送るための「マネタイズ」にせっせと励むことでしょう。
ハゲ古参もその一人であったことは間違いないが、ほんの少しだけそれを恥らう見識を持つ人ではあったように思う。
雨宮まみさんほどのショックは受けていないが、やはり自分より年少の人間の死は衝撃だ。