小田急事件の看護師さん。続報。

小田急事件で負傷者を救おうと奮闘した看護師さんの続報が文春に出て

その場で一生懸命頑張った反動があって今はお仕事を休まれているようだ。

一番ひどい被害にあった女子大生の止血をし、手を握って励まし続けた

職業上の使命感だけで動いたまだ20代の彼女のおかげで人が死なずに済んだ。

記事によると、けがをした女子大生は逃げるために動いてそのため出血もひどく

その場で横になり落ち着かせて止血をしなければ、どうなっていたことか、

動くことで出血がひどくなるのはあまり知られていない。

と言って逃げなければいけないし、本当にこの事件は恐ろしい。

このコロナのご時世に、他人の血に触れる危険性を当然若い看護師さんは

よく知っていて、本当はとても怖かっただろう。

それでも頑張ったことには涙が出る。素晴らしい女性だ。

今は心と体を休めている判断も、医療従事者としてすごい。

事件現場で必死になって働いたその反動は自分で思っている以上に大きいだろう。

身勝手な男の狂暴な振る舞いの惨状を目にし、他人の血にまみれ、

同世代女性の弱り果てた哀しい姿を見守り続けた、

こんな経験、普通の人ではとても受け止めきれない。

この先、看護師として仕事を続けていくためにも、ゆっくりと心と体を癒してほしい。

人間の屑としか思えない男の邪悪さが引き起こした被害を一身に受け止め、

戦ったのはまだ若い女性だった事実をいつまでも覚えておこうと思う。

けがの重いだろう女子大生はもう退院できたのか、傷は残らずに済むだろうか、

彼女の親世代としては事件が起こったすぐに

ネットで「加害者は弱者男性!かわいそう!!」と言い出した連中を決して許さない。

「命に別状ないなら、いいじゃん」の傲慢な姿勢がその発想に満ちている。

それよりも自身のプロモーションに事件を使うことに熱心な、しかもその記事を売る、

ネットライターの、事件の加害者と同じクズっぷりがよくわかった。

人間の邪悪さは果てしなく、それと戦う素晴らしい人間にかかる大きな負担と、

その負担をどのようにすれば減らすことができるのか、考えたい。

命を救った看護師さんの血にまみれた私服の処分や感染症の検査など、

彼女の自費で済ますことがないようにできないものか。

事件にかかわった若い女性たちの心と体の健やかな回復を心から祈っている。

ついでで申し訳ないが、そのほかの被害者にも。

彼女たちが娘たちと同世代と思うと、なかなかそれ以外に気持ちが回らなくて。

よろしくないな。反省。おわり。