しみじみ。

今年もまた、母の日のプレゼントが上の娘から届いて、このように心の黒い母親によくもこんな良いものを、と涙している。
あまり多くはないお給料からしてもらうのが気の毒で、しかも上の娘は私に似て贈り物の趣味が良い。(ぬけぬけ)
今年もまた、大変良いものをいただいた。下の娘の口癖を真似て「よきかな、よきかな」と書いておこう。
先日は下の娘が美容系の新作発表会のバイトをして、私世代向けの抜け毛予防ローションをくれた。
「サンプル品をいっぱいもらったから、ママにあげるね」と市場価格を見ると結構高かったので
私はすっかり娘に養ってもらってる状態になっている。うらぶれつつ反省。
下の娘は某ヨーロッパ系の消費財メーカーのバイトにちょくちょく行って、何かともらって帰っているようだ。
会社の人に評判が良いようで、指名が入るらしい。ご機嫌で行って帰ってくる。
会社の人に女性が多いとバイトもやりやすいのかもしれないな。
学部のときにちらりと「就職どうするの?」と聞かれたそうだが、「院に行きます」と断ったようだ。
「私が化学系だったら、いけるんだろうけどね、、」と、なんだかんだでお嬢は企業の開発系に行きたいらしい。
「呼んでくれるのはいつも広告系ばかり」とそれはそれでありがたいんじゃないのかね。
上のお嬢もなんだかんだでマーケティングの仕事に携わっている。女性が得意な分野なのかもしれないな。
考えてみれば、上の娘の贈り物上手がますます腕を上げているのも、仕事のおかげかもしれない。
いろんなものを見る機会が多いようで、良いものとは何か、を常に考えているのかも。
しかし、下の娘の贈り物の趣味はいまひとつ、人知を超えたもので、
先日は、なぜか千両箱入りの入浴剤をもらったわ、、「何故、それを選ぶ?」と不可思議なものをよく持ってくる。
卒業旅行のお土産も微妙であった、、、ここには書かないが、やはり「何故、それなんだ?」を選んでくる。
可愛い、可愛い娘のことなので、欠点などないように思っていたが、
考えてみれば唯一の欠点と言えるかもしれないのが、贈り物のセンスが人とは違っている点か。
そのことでよく上の娘と喧嘩をしている。
「なんで、あんた、こんなものを買ってくるかな?」「そんなこと言うお姉ちゃんにはもう何も買って来ません!」って
修学旅行時代から、やってるわ。
お姉ちゃんにお土産にもらったものはよく他人からほめられるのが、不満らしい。
「「それ、素敵、どこで買ったの?」って聞かれるものは大体お姉ちゃんにもらったもの」とよくぼやく。
下のお嬢が買うものは、お嬢にしか受けがよくないものである認識は、たぶんまだない。
面白いんだけどね。終わり。