おじょうたちのさいきん。

下の娘が高校時代の同窓会に行って知ったことは、
高校時代の同級生の半分くらいが大学院進学ではなく就職して、そのほとんどがいわゆる「文転就職」。
理系の特進クラスだったのでたいていの子が理系の学部に行ったのだけれど。
上の娘がスーパーサイエンス学科でそのほとんどが大学院に行ったのとは、ずいぶん違う。
3年でこんなに変わるものか、あるいは、スーパーサイエンスの理系教育が行き届いたせいか。
下の娘曰く「高校時代に成績が良かったのと、院進は関係ないのよね、
結局、こつこつやっていけるかどうか、向き不向きがあるんだと思う」と、
なるほど、研究に向いているかどうかが4年でわかってしまうと言うことか。
しかし、就職先が全員、驚くほどよくて、3人ほど「コンサル」になっている。
娘にしょっちゅう数学の点数を聞いてきた学年トップの男の子は「アク○ンチュア」と、ババアでも聞き覚えのある会社で、
あと「○ーエンス」という、私は知らなかったが、上の娘はよく知っている大変お給料の良い会社に入った子もいるとか。
「なんとか総研」とか、就職偏差値の高いところに行って、さすがに理系は強いのだね。
一方ここ1ヶ月連絡がなく、やっと戻ってきたと思ったら、1ヶ月前にフェイスタイムで顔をみたときより膨らんでいた上の娘は
家ではかってみたところ「1ヶ月で3キロ太った」そうで、
どんな生活をしていたか聞くと、忙しくてほとんどコンビニメシ、
「自炊しないとあっという間に太る」と、いっそ外食したら?と言うと「店が空いてる時間に帰ってないのよ」と、
「それでもわたしは食べるからね、食べないと体を壊すから」と、下のお嬢が食べることを忘れるタイプなのとは大違い。
そのほうがこちらとしては安心だ、数日、家でいる間にすっとやせたみたいだし。我が家は粗食か。
上の娘は1年ほど前に微妙な転職のお誘いがあったそうで、超一流企業に就職した大学の同級生が
上の娘がまだ研修中にやった武勇伝を上司になにげなくしたところ、その子、うちに連れてきて、と言われたそうで、
一応話だけ聞いてみたけれど、来て欲しいのは一定期間だけ、しかも今の正社員職を辞めて派遣で来い、な
「誰が行くんじゃ、そんなとこ」だったので当然お断りしたものの、
そのお友達が上司にそれを言うと「何故騙してでも連れてこなかった」と叱られたそうで、
お友達は最近その会社を辞めてしまったとのことで、因業な職場はいくら一流でもまともな人間はいつかないのだな、
当たり前だよ、全く、とお嬢は憤慨していたのでした。
超一流企業と言っても、そういう部門があるもんなんだね、母ちゃん、知らなかったわぁ。
ちなみに上のお嬢の武勇伝とは研修中にある種の債権処理を見事にやってのけたことで、
もう何年も誰も出来なかったことを新人の女の子がやった!と驚かれたそう。
と言うわけで、今いる部署とは関係ないが、たまに経理部門に応援を頼まれるそうで、
「わたし、会計の勉強したほうが良かったのかな」とぶつぶつ。
お嬢の本職はデジタルマーケティング。これも母ちゃんには何をやってるかさっぱりわからん。
仕事が出来るって良いことざんす。終わり。