雑談。

大阪の高校で髪染めを強要された女子生徒の話をネットで詳しく読む。
高校でこんなに厳しいところがあるとはなあ。
その学校にはそこそこ良い生徒が集まっているのかもしれない。
私の母校中学で、こんなことをやったら、先生は「ただ」ではすまないのでな。
私が現役中学生のときは最も荒れた時代で、学校も締め付けにためらいがなかったが、
髪染めまで手を伸ばすことは出来なかった。
もっとほかの深刻な問題が山積みなので、髪を染めるまでには至らないのが現実である上に、
私のすんでいる地区にはたいそう「武闘派」で全国的にも有名な「○くざ」の組長の家があったりするので、
その周辺の由緒正しき悪いお子様たちを締め上げた日には、どのようなことが先生に起こるか見当がつくので、
そんな地雷は先生も踏まない、生徒もそのことは知ってる。
故に見せしめにされるのは、大体後ろ盾のない家庭のおとなしい子供たちだった。
だから私は生徒締め上げには賛成しない。誰が生贄になるか、子供時代から知ってるから。
大阪の高校の話に戻せば、被害にあわれたお嬢さんが母子家庭だというのも、締め上げの対象になった理由だろう。
何重にも反吐が出る話だ、中学ではなく、高校だというのにも驚く。
しかし、そういう学校だという噂は出回っていなかったのか、それとも、地元の人ではないのか、なんとも気の毒。
時々、いまどきの学校では考えられないような教師の所業が出て来るが、こういうのはかなり根深い問題を孕んでいるようで、
それをやらかす先生のご親戚周りに誰がいるのかを掘り下げて行くと面白い気がする。
かばうやつがいるから、やれることなんだよな。
私は最底辺中学を母校として、出来のいい娘たちもそこに通わせるのにためらいがなかった人間で、
それを後悔していないといえばうそになるが、
思えば、社会の仕組みを多感な時期に目の当たりにし、
そんなところでもよき人間は存在し何とか世界を楽しくしよう、
また、そこそこの「正義」も行われる現実を見ることができたのは、大きな恵みであった気もする。
どこの学校にいったとしても、どこに子供を行かせたとしても、何らかの後悔があり、またメリットもあるものだろう。
それを思うと今回の件は全くひどい。何とか救われて欲しいと心から願う。