世情。

選挙をやって儲かる業界ってどこかという話をマイダーリンとして、やはり印刷業者ではないか、いや、選挙カー貸し出しか、
なんて、印刷業者といえば、一線を越えずにK点越えした議員さんは結局、印刷業者とはどうだったのか、謎ですな。
世の中「やった!」「やった!」といいつつ、調べる奴が出てくるまで詐欺をやる人間は多いですな、ネットでは特に。
朝日新聞では半藤一利おじいちゃんが「国難は自作自演」なんてもう誰もが知っていることをあらためて主張しているようで、
なんだかんだで平和だわ、日本、なんて、私にはこの選挙は大人たちの「就職活動」に見えて泣ける部分がある。
就職できること、間違いなしの「コネ(=世襲議員」組と
「さほどの実績がないのにやたら自分を盛るのだけは長けているので就活は一人勝ち帰国子女」組と
その間を右往左往する一般学生組、と身につまされますな。
コネ、といえば、若者の過労死はコネではいるのが一般的な企業で、
ごく狭い門を潜り抜けた実力組が潰されていることが多いよう、
電通」も「三菱」も「コネ」ではいる人間のほうがよほど多いでしょうにな。
コネ入社しかさせないともっとオープンにすれば良いのかもね、もうそうなっているところが多いだろうが。
そこで無理させられるのが下請けか、どこまで行っても卑怯な世界になっている、まあ、これもまた世界的なものだろうが。
世界、といえば、昨日話題に上がっていた「米国駐在で」云々の話は、
まず最初の時点で、新しく部門が出来たところなんだろうか、
元からあった企業だと、生活全般のあれこれを前もって整えてくれる部署があったような、
私の兄弟がロンドン駐在を5年やって、行く前のインフラ整備は大体のところを会社がやってくれた気がする。
技術職者として赴任して仕事は主に日本企業相手だったので、英語で苦労したことはなかったよう、
職種によって苦労は変わるんだろう。
私の兄弟が駐在当時に最もストレスだったのが日本から来る役員たちの「接待」で、
これを「コネ」作りに熱意を燃やす人間は「おいしい」と思うのかもしれないが、兄弟は「仕事じゃない」と嫌っていた。
当時、何のために派遣されているか全くわからない、某私大卒・コネ入社組が唯一役に立つ機会だったそうで、
普段仕事は何一つ出来ないのでこの手の仕事だけは異様に張り切っていた、と、
「そうか、こういうときのための要員か!」と納得したそう。
しかし、この手の人間を現地採用実力主義日本人は恐ろしく嫌うようで、
のほほんとしたコネ入社お坊ちゃまはきつく当たられて5年駐在のところ2年で返されたとか。
そのあと人が送られなかったので、結局兄弟が嫌いな接待をずっとさせられ続けて、
しかしそこでコネクションを培うこともなく、結局実力だけで兄弟は世間を渡っている。
故に自分のコネも一切身内には使わない。
「這い上がって来い!」と、きっついわー、きっついわー、と妹は泣くのでした。
ま、幸か不幸か、娘たちは二人ともコネが必要なタイプではないのでよかったか。
私の娘たちは兄弟いわく「俺らよりずっと出世する」と、そのお言葉だけでもありがたい、と思うのでした。終わり。