就活について私の知っているあれこれ。(その1)

インターンシップって、行かなくても良いから」BY うちの二人の娘たち。

一人は良家のご子弟のインターン生をお預かりしてきた都内某高学歴大学出身・文系、

曰く、「インターンシップって「やらせ」だから。

親が用意したインターンシップに参加して「箔」をつけるのが目的だから、

一般学生が参加するようなもんじゃないから、

そもそもほとんどの学生は参加できないようになってるからね」

もう一人、インターンシップ出願・負け知らずの旧帝大理系修士卒、

現在、インターンに参加しなかった某日系メーカー勤務、

曰く「学部時代にインターンに行ったのは単位がもらえたからだし、

院生時代は研究の息抜きに参加したけど、それだけだったな」と、

某世界的日系企業のワンデーインターンに参加した時はあからさまに

「あなたたちは迷惑な存在だ」と思い知らされたそう。

なぜかといえば、本来は修士1年・学部3年限定のインターン

「就活、お手伝いします!」系ベンチャー企業が採用情報を得るために

所属学年を偽って参加させた学生がいるのが発覚して激怒した採用担当者が

「こういう学生がいるから、採用に無駄に時間をとられる!」と、

要するに「意識だけ無駄に高い学生が就活サービスに煽られて騒ぐから

本来ならばやらなくても良い「ワンデーインターンシップ」などのイベントを

用意しなくてはならなくなった」らしい。

そもそもその企業の場合、インターンを募集しなくても世界中から優秀な人材が

「就職したい!」とやってくる。そこは日本では某学閥所属が第一条件、

「ワンデー」に参加するような間抜けな情弱学生は初めから相手にされない。

と、いうようなことを実際に子供が苦労しなければ親は知らない。

アテクシはしがないド田舎の専業主婦だしあまり他人に興味がないので、

地方からも必死になって親がかりで就活支援をするのが良家の条件なんて

知らなかったわ。

地方のそこそこのご家庭ではお子様方をそれなりの会社にコネで突っ込む前に

ネットで「お手伝いします!」なんて宣伝しているのとはレベル違いの、

高額の費用と「コネ」が必要な「就活コンサルタント」にお預けする。

用意されたコネ入社があからさまにならないように。

このご子弟たちの出来の良しあしは本人次第。

そもそも、日本の大企業の事務系「正社員」職は数が少ない。

その新卒採用の9割が「コネクション採用」といっても間違いではない。

外資系は実力主義!なんて幻想がはてな醸造されているが

これは現在の学生たちの親世代の話で、外資もとっくにコネ採用がまかり通っている。

コネがあっても日系では採用されない優秀とは言いがたい良家のご子弟が

外資に流れる。その手の人材は外資だからやめるのは当たり前!と吹聴するものの

契約更新されない非・優秀人材ばかりなので3年持たないのが本当のところ。

彼らは学生時代親に預けられた就活サービス系のインターン時代が

自分が一番キラキラしていた意識があるのでいつまでもそこから離れられない。

要するにすぐ無駄に「就活アドバイス!」をし始める。

大学受験で言えば推薦枠でかろうじて入学した人間が一般入試に挑む人間に

「アドバイス」するようなもので、役に立たないのは当たり前。

本物の「就活サービス」とは実際に仕事を紹介するところで、

「こうすればエントリーシートが通る!」なんてものではない事実を

ネットは決して語らないのだよな。続く。