雑談。

「都会と田舎の結婚の違い」と題して「本当に年収1千万円の人と結婚したがる人はいるのか?」の意見を読んで、
確かに、田舎にいる私の周囲でそういう人はいなかったし、現在もいない。
そろそろ結婚適齢年齢にさしかかった上の娘なども「年収1000万円の人と結婚する!」の発想はまず持っていない。
学歴で言えば、一番その層に近い立場にいると思われるが、自分にはあまり関係ないと思っていそうだ。
たぶん、若くしてその年収に届く人間たちがどういうものか知ってるから。
若いころから派手に稼ぐ人は遊ぶのも派手だ、わが娘たちはそういう派手な遊びに興味がない。
高い食事、高い服、アクセサリー、云々、に価値を見出せない人間は都会にいても「年収1000万!」は考えない気がする。
私の娘を見る限り、年収1000万円を現実的に捉える人間ほど、そういう相手との結婚を現実には考えないんじゃないか、
結婚生活を続けられるかどうかが、見えるから。
これは奇妙な話ではあるけれど、「就職活動」にも似ている話なのだよね。
とにかく「一流企業!」でガツガツ自分を盛って何とか就職できても、結局その企業で仕事を続けられるだけの技量がないので
3年もたずにやめて(やめさせられて?)ふらふらすることになる。
「とにかく年収1000万円!」で結婚できても、その結婚が続くかどうか、
「何が何でも離婚はしない!」覚悟でいれば、続くんだろうが、幸せではないな。
私が知る限り、若くして年収の高い人はそれが必ずしも続くわけではない。
20代で会社勤めで年収が高いといえば海外勤務だけれど、これは会社から20代のうちに金をためておけ、のサインだからね。
それを考えずに使い放題に使ったら、大変なことになる。
たとえ親のコネ組でもそのコネが効くのは20代までなので、コネ組は海外勤務を終えた30代になったとき、惨めな状況になる。
世間では、派手に成功した人間の話や、派手におちた人の話ばかりが一般的だが、
実際はさほどの成功もなく失敗したと思われないラインをぎりぎりつたい歩いてる人間のほうが多いんじゃないかな。
特に都会では。
けちけち大魔神たちであるわが兄弟は海外勤務で貯めたお金と「すとっくおぷしょん」とやらで現在のおくションを
借金なしで手に入れているが、その生活ぶりは現在勤務する会社の若手よりはるかに質素だ。
確かに20代でかなりの年収を得ていたが、その人生はかなり乱高下している。
その乱高下に付き合えるかどうかが見えない人ほど、安易に「年収」にこだわるのかもしれないな。
「都会と田舎」の結婚を対比させたエントリは私は面白く読んで、
同じようにそれを読んで「年収1000万円の人と結婚したがる人を知っている!」方の説も興味深く読んだ。
「そういう人は「自分が負けてる」感が強い」の説得力は強い。
「半端な私立お嬢学校」ということばの破壊力もすさまじいわぁ(涙)
都会でのんびり暮らせる人も少なからずいることをネットではあまり取り上げないなあ。
うちの娘は都会で田舎よりのんびり暮らしている。ありがたい話だ。(って最近そればっかり、年なのよね、、、)