服装雑談、続き。

日ごろ、娘たちには「良い服とは似合う服のことです!」と公言しているにもかかわらず、
自分に似合う服がいまひとつわかっていないおばはんがここに一人。
わたくしはいい年になったら定番服を着た素敵マダームになろうと大望を抱いていたものの、(ありがちな妄想)
齢50でわかったのは「でかい女は場所をとる!」などという、当たり前の事実で、
大体、けちなおばはんの「定番」とは「買い換えなくて済む服」だったりして、でも「でかい女」にその選択肢は「ない」。
「場所をとる」人間はファッションで少しでもはずしたものを着ると、たちまちそれが目立つ。
私のように背の高い女は一生「トレンド」に踊らされてい生きるのよ、とほほほ、、、(エンドレス)
そもそも「定番服」なんてことばは「マジック」だからね、「定番」とは「そのときに定番と思われる服」でしかなかったりして、
どんなにコンサバな服でも、どこかしらその時代のラインを意識していて、そういうものは3年もすれば微妙に変わる。
私は小柄でおしゃれな人が好きで、特に男性で小柄でおしゃれな人を見かけると、その場で「参りましたー!」と土下座したくなる。
堺正章なんか見たら悶絶するね、「うぉおぉおぉぉー!」と、特に高齢で小柄でおしゃれな男性は振り返ってまで見る。
女性でも小柄でおしゃれな人を見かけると「生きていてすみません」という気になる、そういう人は大体定番服を着ている。
しかし、私はおしゃれ指南本を出している定番推奨マダムにお会いして気がついた、
彼女が何年も同じ服が着られるのは「小柄」だから。微妙なラインの変化が小柄だと目立ちにくい。
体型さえ変わらなければ10年は着られるよね、、(涙)小柄って、おしゃれにはかなり有利な気がするのは私だけか。
ま、この世の中、それほど長身の人間が多いわけではないからね、服も小柄な人間に合うように程よく出来ているものよ。
私に「小柄な人間」のメリットを語らせたら、一晩中でもたりないくらいで、「ないものねだり」とはこのことか。
で、大柄、つまり長身のメリットは「目立つ」かね。でもそれは「デメリット」でもある。
要は「縦に長い=長身」も「横に長い=デブ」も同じってことよ、、
「横に長い=デブ」のおしゃれのしにくさは一般化されているが「縦」の場合も理解されて欲しいものよ、、
元々縦に長い人間が加齢現象で若干以上横にも長くなった場合の悲劇はかたりつくせないものがある!
などとだらだら書き連ねてきたが、とりあえず、私が言いたいのは私のように長身の女は「一生着られる定番服」なんて幻想は抱かず
3年おきに服を買い換える、そこそこの値段のものをおさえる、ってことか。
たぶん、ここ10年ほどはそれでいいんじゃないか、還暦になればまた変わるかも。
還暦を越えれば「定番」も「流行」も超えられる気がする。(だけかも)
年をとったでかい女の服装談義はまだ続く。(かも)