ドラマ「カルテット」雑記。

「逃げ恥」のあと番組「カルテット」にマイダーリンがはまっている。
2回目から見始めた私は、松たか子のすばらしい「おばさん化」ぶりにはまる。
この方はこういう世界には珍しく「おなおし」をしない人のようだ。
それでも満ち溢れる魅力、満島ひかりの荒々しい存在感を軽くながす、まさに「女優」って感じ。
この方がこんなに大物になられるとは思わなかったな。長らく「キムタク」の名相手役と思っていた。
思えば「小さいおうち」で黒木華を引き立たせる濃厚な奥様っぷりにも感心した。
松たか子はキムタク・黒木華満島ひかりのようなあくの強い主演俳優を引き立たせつつ自分も輝く、
女性版「松山ケンイチ」かもしれない。好きな俳優さんの一人になった。
最高の離婚」と同じく、エンディングで主演俳優4人が戯れるミュージックビデオ仕立てとなっていて、
それを眺めていると、この4人の今最も実力派有名俳優の生い立ちがそれぞれ対照的なのが感慨深い。
松たか子松本幸四郎の娘で歌舞伎界の名門一族の一人、
松田龍平は伝説の俳優「松田優作」の遺児の一人で松田美由紀の息子、かつ、松田翔太の兄、
この二人はいわば演劇界のサラブレッドと呼べるかもしれない。
対して満島ひかりは沖縄出身のたたき上げ、いまや、NHKで主演を果たすまでになっている。
私は、実は満島ひかりは苦手な演技者だけれど、昨年、NHKのミニドラマで明智小五郎役をやってから気に入った。
あのハイテンションな動きが女性が男性を演じる不自然さを緩和し、奇妙で魅力的なキャラクターにした。
彼女以外ではなかなか出来ないんではないかな、考えてみれば、よい演技者は性別を越える気がする。
俳優の出自に話を戻せば、高橋一生は先日話題になったところによると、父親違いの兄弟が何人もいるような家庭に育ったらしい。
満島ひかりも兄弟の多い家庭に育ったそうで、いまどきのおとなしい若者の中で、
人の注目を求める熱意を持つのは兄弟が多くて、親の注意をひきたい一心でそうなったのか、などと、
なんだか2対2で、演技界のサラブレット対兄弟の多いご家庭出身・たたき上げというのが面白いと思った。
高橋一生は最近人気なようで、私はつい先日「プリンセスメゾン」で見て初めて名前を覚えたが、
マイダーリンは昔、夜中のドラマで尾野真知子さんの相手役だった、そのときから注目していたと自慢する。
そういえば、尾野真知子さんも兄弟の多い家庭出身だな。
「カルテット」は視聴率がいまいちだそうだが、
私がネットでその感想を楽しみにしている同世代は軒並み「面白い!」と評価している。
若い世代が見て面白くはないのかな。
現在、下の子は何を見ているやら。大学部活の追いコンだ、なんだで、忙しそう、話をする暇もないわ、、(涙)
しばらく出かけるのでネット日記はお休み。来週半ばごろ、再開予定。